9/11/2013

子連れ夏休み、アクティビティ編 -大磯ロングビーチ-

来たぜ、大磯ロングビーチ
学校等の夏休みが終了し、シーズンオフに入ったプールは空いていて快適だった。
若干温度が低いことを除けば。

大磯ロングビーチでお父さんと戯れる息子 - 戦わない子育て -
見事な空きっぷり。
真ん中にいるのがだんなさんと息子。

[プール]
詳細は大磯ロングビーチのHPを見ていただければわかるんだけど、実際に行ってみた感想。
息子は最初は噴水のある子供プールで遊んでいたのだけれど、ちょっと物足りなくなってきて、ほとんどを波のプールで遊んでいた。
ちなみに、息子は4歳6ヶ月。身長110cm, 体重17kg.
波のプールもフェイク岩で仕切りがあって、手前は深いのだけれど、奥は一番深くて60cm程度なので波に向かってガシガシ泳いでいた。
自己流で泳ぐ4歳児 - 戦わない子育て -

流れるプールは始め深くて怖がっていたけれど、浮き輪で親と一緒に回るなら、楽しかったようだ。
人気のウォータースライダーは、平日はまったく並んでいなかったが、最終日、土曜日は長蛇の列。
そもそも息子は身長が足りないのでできなかったけれど、私は平日やっておけばよかったとちょっと後悔した。

その脇にある「キッズウォーターパラダイス」は、大きなウォーターガンや滑り台がある小さなエリアで楽しそうだった。
ただし、保護者は中に入れない。従って、怖がりの息子は遊びたそうだったけれど、入らなかった。親が一緒じゃないから。

ダイビングプールは、やりたい人が何人か集まると開けてくれるようなシステムになっていた。
息子は飽きもせず、上からダイブする人たちをずーっと見ていた。おもしろかったみたいだ。
蛇足だけれど、だんなさんは高所恐怖症なので、そもそも上まで登れない。

[持参した方がよいもの]
  • 浮き輪など
    売店にあるけれど、高い。
  • 水中メガネ
    息子は潜ることに命がけだったので、水中メガネを手に入れてからというもの、恐ろしい勢いで潜って水の中の景色を堪能しきっていた。
  • プール帽
    日差しが強いので、あった方が特に子供にはいいと思う。
  • サングラス
  • ラッシュガード
    日陰がない。全然ない。
    テントやパラソルは空いていればなくても何とかなるけれど、混んでいる時に行くのであれば予約した方がいいと思う。
  • タオル類
    実は、宿泊者にもプール用タオルの貸し出しというのはやっていないのだ。だから、部屋のタオルを持参したのだけれど、プールで借りるか(有料)持参した方が良いと思う。
    息子用にプール用の巻きタオルだけは持参していたので助かった。
  • 子供用スプーン&フォークなど
    ホテルのレストランにはもちろんあるが、プールの屋台には置いてあるところがなく、ちょっと苦労した。
[全体として]
すごーく楽しかった!
毎年2回は来たいくらいだ。
まあ、オフピークで混んでいなかったというのが最大の要因だとは思うけれど。
でも、お盆の時期、猛暑で激混みだったら、二度と行くか!と啖呵切るかもしれない。
あと、ライフガードのみなさんが、日ごろとても訓練されているようで、人への対応もすごく親切でよかったし、注意することはちゃんとして、とても好印象だった。
ホテルの部屋から、営業時間の5時を過ぎた後、掃除をして並んで反省会らしきことをやっている姿を見て、ちょっとキュンキュンしてしまった。
…ただのアラフォーのおばさんです。ははは。
営業時間後の流れるプールを部屋から撮影。
しみじみしていて、何となくいいですね。

関連記事:
夏休みだ!プールに行こう!子連れ旅行どこへ行こう? -東京サマーランド vs 大磯ロングビーチ-
子連れ夏休み、ホテル編 -大磯プリンスホテル-

9/10/2013

子連れ夏休み、ホテル編 -大磯プリンスホテル-

大磯ロングビーチ行きが決定した時点で併設の大磯プリンスホテルに宿泊予約。
http://www.princehotels.co.jp/oiso/
すでにダブルベッドの部屋が埋まっていたので、ツイン。
http://www.princehotels.co.jp/oiso/room/building3/twinb/
プール入場券&2食付プラン
http://www.princehotels.co.jp/oiso/plan/13-summer/

あまり期待せずに行ったのだけれど、きれいだったし、すごく良かった。
他のホテルと違って乾燥も気にならなかった。

9/09/2013

夏休みだ!プールに行こう!子連れ旅行どこへ行こう? -東京サマーランド vs 大磯ロングビーチ-

お盆期間中、子どもが少ない中を息子にすごーくがんばって通ってもらい、9月5日から夏休みをようやく取った。

保育園のプールで「潜っています」と連絡帳に書かれていて、ほんとかよ、と思っていたのだけれど、それはどうやら本当だったらしく、自宅の小さなビニールプールで潜っては口から泡を出したりして遊んでいた。
だれも教えていないのに。
うちには水泳が得意な人間はどこにもいないのに。
じゃあ、やっぱりプールに行こうか、と

  • 東京サマーランド
  • 大磯ロングビーチ

の二択まで絞った。
沖縄に行きたくて、パンフをだんなさんに見せたりしていたんだけれど、「高い」の一言で断念。子供がもうちょっと大きかったら、多少の安宿でもなんとかなるんだろうけれど、小さいうちは、何でもそろっている大きなホテルの方がいいので。過保護かな??

東京サマーランド >>>

  • 屋内プールも充実していて、雨の場合もプールで遊べる。
  • 乗り物に弱い息子が、最寄り駅から40分もバスに揺られるのは無理。
  • 宿泊施設はロッジ。

大磯ロングビーチ >>>

  • うちからだとアクセスがいい。最寄り駅からバス5分程度。これなら息子も大丈夫。
  • 元々プリンスホテルのプライベートプールなので、宿泊はオーシャンビューのホテル。
  • 偏食大王の息子には、バイキング(ブッフェ)形式が楽。
  • 温泉大浴場あり。
  • すべて屋外なので雨の日は何もすることがない。

特徴を並べてみると、やはり大磯の方がうちにとってはメリットが大きい。
大磯に決定。

関連記事:
子連れ夏休み、ホテル編 -大磯プリンスホテル-
子連れ夏休み、アクティビティ編 -大磯ロングビーチ-


8/20/2013

平成25年度 東京都の待機児童数 自治体比較

毎年7月末に、東京都が都内の保育サービス状況を発表しているのだけれど、平成25年度4月時点の状況も7月23日付で発表された。
都内の保育サービスの状況について|東京都
このページの下に、資料として表が別添されていて、その中で各自治体の数値が「※表4 区市町村別の状況(PDF形式:173KB)」にある。

データを見ると、待機児童数のみならず、保育サービス利用児童数、就学前児童人口データもある。
これらを使って、いろんな角度からデータを見てみた方が、より正確(?)な自治体比較になるんじゃないかと、これらのデータを使って、様々なグラフを作成してみた。
※あくまで私個人の見解でダウンロードして切ったり貼ったりしたデータなので、途中でコピーし間違えたりしているかもしれません。ご了承ください。

待機児童数のカウントに関しては、各自治体で基準が異なっているようだ。
数え方次第で「待機児童」が半減する? - 太陽のまちから - 
待機児童がゼロになった、と報道があった横浜市も、別の自治体の基準でカウントすると必ずしもゼロにはならないらしい。ゼロを達成するために、その基準を変えることもあるんじゃないかと疑ってしまう。
基準の異なるデータを比較して、どこの自治体がより保育園に入りやすいかと検討するのは正直言って意味がない。

というわけで、待機児童数以外のデータも含めて、下記参照いただければ幸甚です。

待機児童数(実数)

平成25年度 待機児童数 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックして拡大)
区部と市部にパートを分けて、多いほうから降順に並べてある。
母集団が少ないので、島しょ部は省略させていただいた(すみません)。
報道にある通り、世田谷区が884人で一番多い。ダントツである。

待機児童数前年比

平成25年度 待機児童数前年比 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックして拡大)
こういった資料があまり出てこないのだけれど、平成24年度との比較である。
この1年で各自治体が待機児童解消のためにどれだけがんばったかがわかる。
100人以上減らしたのは、八王子市東村山市足立区のみであった。
逆にいえば、昨年度100人以上待機児童がいなければ達成できないので、素晴らしい自治体かどうかはこれだけでは何とも言えない。

実数ではダントツだった世田谷区も、増加数では5位であり、増加率は12%程度である。
増加数・率ともトップは杉並区。保護者の抗議行動に関するニュースは記憶に新しい。ただし、この杉並区は平成25年度から待機児童数のカウント基準を変更したのだ。
待機児童数、数え方変え3倍以上に 東京・杉並区
昨年度までと同じ基準でカウントすると、実数94人で増加数は42人となる。

保育サービス利用児童数

基準がなんだかあいまいな待機児童は置いておいて、次に保育サービス利用児童数の比較。
冒頭の「東京都の保育サービスの状況について」ページの説明によると、
※認可保育所・認証保育所・認定こども園・家庭的保育事業・定期利用保育事業・区市町村単独保育施策の利用児童数合計
だそうである。こちらの方が基準としては使えそうな気がする。
平成25年度 保育サービス利用児童数 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックして拡大)
こちらも世田谷区がトップではあるが、ダントツというほどではない。
1万人を超えているのは、世田谷区・足立区・練馬区・江戸川区・大田区・八王子市の6自治体である。
逆に言うと、千代田区は保育サービス利用児童数がそもそも900人程度しかいないので、待機児童が900人出ようもない。

保育サービス利用児童数前年比

こちらも平成24年度との比較。
各自治体がどれくらい増員したか。
平成25年度 保育サービス利用児童数前年比 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックして拡大)
待機児童数でも保育サービス児童数でもトップだった世田谷区は、こちらもトップ。増員しても増員しても、待機児童がなかなか減らないのがこれでよくわかる。
900人以上枠を増やしたにもかかわらず、900人近く待機児童が出るのだ。
区長始め、職員ががっかりするのもよくわかる。

また、前年比率でみると、渋谷区が光っていた。母数が少ないのであまり目立っていないが、サービス利用児童数3,100人を超え、昨年度から400人以上増員したようだ。

就学前児童人口

最後に、各自治体にどれだけの就学前の児童が住んでいるか、というデータ。
資料によると、どの自治体も就学前児童人口の30~40%程度が保育サービスを利用しているようだ。
そう考えると、保育サービス利用児童数との相関関係が見て取れる。
平成25年度 就学前児童人口 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックで拡大)
3万人以上抱えているのは、世田谷区・江戸川区・練馬区・足立区・大田区の5自治体。
4万人を超えているのは世田谷区のみ。6歳未満だけで4万人なんて、世田谷区は規模が大きすぎる…
一番小さな千代田区は、2,500人弱。

就学前児童人口前年比

前年比で見ると、東京都区部への人口流入がいかに多いかはよくわかる。
平成25年度 就学前児童人口前年比 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックで拡大)
こんなに待機児童が多い、と訴えているにもかかわらず、世田谷区では900人以上人口が増えている。
待機児童数なんて、転入にはあまり影響ないんだろうか。
比率でいえば、千代田区が149人プラス、前年比6%でトップ。昨年度待機児童ゼロが効いたのだろうか。そのせいか、今年度、とうとう千代田区も4人待機児童が出た。

目立つのは、江戸川区の人口減少である。先の東日本大震災でかなり被害を受けたようであるが、その影響だろうか。800人も減少したが、それでも江戸川区には3.5万人以上の6歳未満児童が住んでいる。

まとめ

私にまとめる力はないのだけれど、まとめがないことには収集がつかないので、感想など。

「待機児童数」なんて簡単に言うけれど、各自治体で母集団がまったく違う上で実数のみを比較するのでは全く意味がないということだ。
世田谷区は働く親と子供のことはまったく考えていないような書き方をしている報道もあったようだけれど、本当にデータをひっくり返して検証したんだろうかと疑わざるを得ない。
また、待機児童数が少ないからと言って、自治体が努力しているとは必ずしも言い切れないし、そこへ引越せば保育所に入れるという保証もない。そもそも、待機児童数のカウント方法が統一されていないのだ。

データはWeb上に公開されていて、誰でも閲覧することできる。丁寧にトレースしていけば、もっといろいろなことが分かるに違いない。
もっと別角度からグラフを作ってみたら違った発見もあるかもしれないので、こんなグラフが欲しい!と思いついたことがあればコメント欄にお願いします♪
それから、やろうと思えば各自治体の平成20年からの経年変化グラフも作成することができます。
もし希望があって、私に時間があれば、作ります。

[付表]
平成25年1月時点の東京都の各自治体の人口も調べてみた。
「東京都の統計」というサイトに「住民基本台帳による東京都の世帯と人口 平成25年1月」というページがあり、Excel形式でデータをダウンロードできるようになっていた。
第3‐1表 区市町村、年齢3区分別人口(人口総数) Excel97 43KB
この中で、14歳以下人口だけをグラフにしてみた。
上記待機児童データと比較するには、3ヶ月タイムラグがあるので参考程度に。
平成25年1月 14歳以下人口 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックして拡大)
※すみません、グラフのタイトルが「平成25年度」になっていますが、「平成25年1月」の誤りです。画像を修正するのが面倒で、そのままです…
世田谷区は10万人に届きそうな勢いである。14歳以下だけで10万人…
次は同前年比。
平成25年1月 14歳以下人口前年比 各自治体比較 - 戦わない子育て -
(クリックして拡大)
江東区が3,600人超でトップ。6歳未満人口で800人の減少が見られた江戸川区は、14歳以下で見ると1,200人増えていた。うーん、原因がよくわからない。
震災で江東区と江戸川区に液状化の被害があったらしいので、昨年かなり減って、今年になって戻ってきたのかもしれない。すみません、ただの推測です。

関連記事:
平成26年度 東京都の待機児童数 自治体比較

7/29/2013

そろそろ夏休みの計画を - 沖縄県那覇市の天気統計データを調査

久々にBloggerにアクセスしたら、書きかけのゴールデンウィークの記事が下書きのまま保存してあって、どうしようかと考えあぐねています。
ううむ、そんな古い記事、今更どうしましょうかね…

さて、すでに7月末である。
つい先日、朝6時くらいに近所を散歩していたら、どこからともなく男の子が現れ、私のとなりにピタリと付いて、突然話しかけてきた。
「おはようございます!」
「ラジオ体操に行くんですか?」
いや、私は散歩しているだけだよ。
「ぼく、今小学4年生なんですけど、3年生までラジオ体操皆勤なんです」
「今年も皆勤だと、4枚カードが揃うんです」
(カード…?)6年生まで皆勤したらすごいねー。
「そういう人もいました!じゃ!」
…そんな不可思議な体験から、あー、世の中夏休みに入ったんだと知ったわけである。

保育園でプールが始まって、息子は毎日嬉々としてジャブジャブやっているようだし、自宅の小さなビニールプールでもジャンプしたり潜ったり、それはもう毎回大騒ぎなので、海行きたいなーと。
昨年のように近場のホテルでプールもいいけれど、海も捨てがたい。
※ちなみに昨年 > 京王プラザホテル宿泊 レポート(朝食・プール付き)
海と言えば、やっぱり沖縄かな。
沖縄っていうと、台風怖いよな。

というわけで、さっそく気象庁気象統計情報ページへアクセス。
http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html
そして、昨年2012年8月の那覇市の気象情報。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=91&block_no=47936&year=2012&month=8&day=&view=

うおお、すごい。
気象庁のデータすごい。

何を隠そう、私はふだん仕事でWebのアクセス解析をしているのである。
データと聞くと、何でも集計したくなってしまう。
8, 9月分の1983年からのデータを全部ダウンロードしてやった。

【結果】
  1. 沖縄県那覇市-過去30年分(1983~2012年)8~9月の平均降水量および平均気温、天気概況グラフ
    1. 降水量
      沖縄県那覇市-過去30年分(1983~2012年)8~9月の平均降水量
    2. 気温
      沖縄県那覇市-過去30年分(1983~2012年)8~9月の平均気温
    3. 天気
      沖縄県那覇市-過去30年分(1983~2012年)8~9月の天気概況
  2. 沖縄県那覇市-過去10年分(2003~2012年)8~9月の平均降水量および平均気温、天気概況グラフ
    1. 降水量
      沖縄県那覇市-過去10年分(2003~2012年)8~9月の平均降水量
    2. 気温
      沖縄県那覇市-過去10年分(2003~2012年)8~9月の平均気温
    3. 天気
      沖縄県那覇市-過去10年分(2003~2012年)8~9月の天気概況
※天気概況について
晴: 0, 曇: 1, 雨: 2, 大雨: 3, 暴風雨: 4
として、昼間、夜間の天気を点数化、合算した(点数が低いほうが天気が良い)。
1988年以前は、夜の天気が「降水なし」かどうかしか記述がなかったため、曇が点数化されず、若干低めに出ている。

【検証】
過去30年に比べて直近10年の方が降水量も多く、気温も高い。
8月上旬の降水量が多め。
ねらい目は8月のお盆以降、または9月下旬。
9月20日を過ぎると気温が下がる。
(東京より明らかに涼しい。)

【結論】
特異日らしきものがない…ので、「えいやっ!」で決めてしまうしかない。
ただし、8月上旬は避けた方がよさそうだ。

労力の割には、あまり役に立つ内容ではなかった…
夏休み、いつにしようかな。
(ていうか、予約するにしてもすでに遅すぎるかも…)

6/10/2013

ワーキングマザーの趣味活動

今年初の水遊び - 戦わない子育て -

あまり関心ないと思うけれど、私の趣味の話。

小さい子供がいる家庭で、親が趣味活動をどのようにしているか調べたことがあった。
お父さんのブログってそもそも少ないのであまりいいサンプルはなかったのだけれど、お母さんの方はお裁縫とかガーデニングとかパン作りとか、とにかく実益を兼ねているものが多かった。

私の趣味は何かというと、

オーケストラ活動

です。
バイオリンを弾いています。
今のところ、まったく実益がない。
息子は関心ないみたいだし。

で、これらの情報で検索をかけると、まず間違いなく、「こどものオーケストラ活動」がヒットする。
あとは、こども音楽教室。
親がオーケストラ活動時間をどのように捻出しているか、という話題はほとんど引っかからない。
託児のあるオーケストラもたくさんあるので、子連れ活動家もたくさんいるんだと思うんだけれど。
私の探し方が悪いのか。

それはともかく、この「オーケストラ活動」、いろいろ大変なんである。
ガーデニング等と違って、

  • 時間と場所が決まっている
  • 家で個人練習しなくてはならない
  • もちろん子供の相手をしながらはできない
  • 託児を手配しなくてはならない(主にオット)

と、事前に根回しが必要なのだ。

加えて、息子は「お母さん依存症」がここ最近悪化の一途をたどっており、息子を置いて出かけるとなると、大変な大騒ぎだった。外まで聞こえる泣き声を背にして、ここまでして続ける理由があるのかと自問自答する日々であった。
ただでさえ、保育園に子供を預けて働きに出ている、というだけで後ろ指差されるような文化がまだあるのだ。
さらに週末すらきちんと相手にしないなんて、どうかしていると言われてもおかしくない。
(私は悪いことなんて一つもしていないんだけれど!)

オットと息子の犠牲(というのもアレなんだけれど)を払って、息子が4歳になったころ、活動を再開した。
妊娠期から5年近くブランクがあって、そろそろ始めたかった。
オットも「今年は始めたらどうか」と自ら言ってくれたのも追い風だった。
(素晴らしいオットだ!)
最初は練習の見学ということで、夜出かけても何とかなるかどうか実験期間を設けて、なんとかなりそうだと判断した時点で、正式復帰をした。
でも、それでも、やっぱり厳しかった。
子供の精神状態も波があるし、もちろん病気もする。
本番の日に熱を出されるのが一番の懸念だった。

なだめたりすかしたりしながら、なんとか先日、復帰第1回目の本番を終えた。
結論から言うと、

驚愕の楽しさだった。

この趣味だけはやめられないなー、と気持ちが新たになった。
自分の音が重なっていく感じ、一緒に演奏している人たちの息遣い、指揮者とのやり取り、それから趣味でつながっている人たちとの交流。
本番はもう、舞台での時間が愛おしすぎて、涙が出てしまったくらい。

息子にも、「だって、これを含めてお母さんなんだから、あきらめてね」と自信を持って言いたい。

***

岡田斗司夫さんが、朝日新聞の「悩みのるつぼ」という人気連載をしていて、それをご本人のブログに書き起こしたものがあります。
岡田斗司夫なう。 悩みのるつぼ
これを読んでいると、「私が自分の好きなことをやり続けることは、まったく悪いことでもなんでもないのだ」と思える。
まあ、自分の都合のいい情報だけ引っ張ってきて、都合のいいように解釈しているだけだ、と言われれば、全くその通りで反論もできないのだけれど。
うーん、この気持ちを表現するには、私の表現力に問題がありすぎて言葉にならない。

6/03/2013

6つのコショク

ちょっと古い話なんだけれど、5月2日、ゴールデンウィークの谷間に、保育園で保護者会があった。
保護者会自体は出席者も少なくて、まあ、残念な感じだったんだけれど、ひとつ、面白い話をうかがうことができた。
調理の先生が同席してくださって、「6つのコショク」のお話をしてくださったのだ。
「コショク」ってなんですか? | さいたま市 食育なび

一番気を付けなければいけないのは「個食」、つまり、一人ひとりが違うメニューを食べること。
お惣菜が安価で種類も豊富だし、手軽に食べられるようになったため、「個食」が増えたんだそうだ。
基本はみんなで一緒に同じものを食べること。
お惣菜を利用してもいいけれど、みんなで同じお惣菜にすること。
嫌いなものも、好きなものも、テーブルに並んだものしか食べられないんだということ。
好きなものを自分で選べるのはレストランだけ。
ここから我慢も覚える。
大きくなってから取り返すのは難しい。

***

食については本当に頭が痛い。
息子の偏食は、多少はがまんして食べることもあるけれど、ほとんど改善する予兆もなし。
いろんな人からいろんなことを言われるけれど、よくよく聞いてみると、子どもが偏食で困った経験がない人があれこれ言ってくるケースがほとんどで、強引にまとめてみると

  • 母親の料理がまずい
  • 母親が子供に甘い

という2点に集約されているような気がする。

そうね、お母さんですよね。

で、日本とわりと対極にあるフランスの家庭料理事情を見てみると、

  • 料理のできない人がたくさんいる
  • 家で作るものは冷凍食品などをチンする

出典) フランス番長 おふくろの味はゆでタマゴ ~フランス家庭料理事情
※フランス番長は、すごくおもしろいので、他の記事もおススメ。

フランスって、調べれば調べるほど驚愕の国である。
まず、「は?なんで母乳で育てなくちゃいけないのよ。おっぱいの形が悪くなるでしょ」と、ほとんどがミルク育児なんだそうである(最近、見直されつつあるらしいけれど)。
日本の母乳神話ってなんなんだろうなと思う。
出典) 母乳 - おフランスの子育て事情・少子化対策

もちろん、食が大事だっていうことはよくわかってはいるんだけれど、事情のよくわかっていない外野の話はスルーしてもいいよね、とここでも戦わないことにしている。

4/30/2013

転園、お母さん、涙

お花とタイタイ - 戦わない子育て -

転園して、タイタイも小さな胸を痛めております。
まあ、当然のことではあるのだけれど、それは想像以上に子供にとっても親にとってもそれ相応のダメージがある。
もちろん、世の中にはもっと理不尽なことがたくさんあって、それに対して乗り越えられるだけの精神的体力は必要なのだ。だから、ここは「かわいそうに」などと寝言は言っていないで、とにかくお互い踏ん張り乗り越えるしかない。

転園して最初の1週間は、慣らし保育として16:30ごろのお迎えだったが、お昼寝もできるようになったので、2週目から18:15お迎えにする予定だった週末のこと。
お風呂で突然息子に「明日はおやつ食べたらお迎えくるの?」と聞かれ、正直に「明日は前の保育園とおんなじ6時にお迎えだよ」と答えたところ、「どうしてなの・・・」と目に涙をいっぱいためて、しくしくと泣きだした。
タイタイは、悲しみをこらえたような泣き方をする。
口をへの字に曲げ、最初は声を震わせて「なんで・・・」と言い、ぽろぽろと涙をこぼすのである。
芦田愛菜ちゃんばりに涙を誘うのだ(あくまで、親の目線である)。

お風呂に上がった後も「前の保育園は、○くんと×くんがいたでしょ」などと超がつく仲良しだった二人の名前を挙げてきた。「あとね、△先生が良かった」(←前の保育園の担任の先生)
私もとても悲しい気持ちになった。
ただ、よくよく聞いてみれば、お母さんさえ一緒にいれば、今の保育園だろうが前の保育園だろうがどうでもいいようだった。
これならまだ救いようがある。

私がへこんで台所に立っていたら、するするとタイタイがやってきて、私の後ろからそーっと抱きついてきた。
何も言わず、ただただ抱きついていた。
その仕草があまりに自然で見事で、
タイタイの小さな手を握ったら、温かくて、

やっぱり泣いてしまった。

子供ってすごいな、と思う。

4/23/2013

【メモ】 待機児童関連記事

転園やら何やらで気ぜわしくて更新が遅くなったのだけれど、先月、待機児童関連記事が立て続けに目に入ったので、メモ。
(本当に今さらだけれど。)

安倍政権によるマヤカシの「待機児童対策」:露骨な株式会社ハズシで先祖がえりする自民党「子ども・子育て会議」 (鈴木亘) - BLOGOS(ブロゴス)
(2013年3月14日付)

私は、鈴木先生が切り口も語り口もわかりやすい上はっきりしていて好きである。
株式会社が保育事業に参入することが、いかに難しいかがよくわかる。


解消しない待機児童問題に親の怒り爆発! 姑息な株式会社外しではなく根本議論を|inside|ダイヤモンド・オンライン
(2013年03月20日付)

こちらも株式会社参入を含めた記事。
最終ページに橋井健司・新教育デザイニング社長のインタビューが載っていて、
「認可か認可外か、社会福祉法人か株式会社かと争う議論だけにこだわるのではなく、国として保育問題に本腰を入れないと世界の中での幼児教育のレベルは低いままだし、待機児童問題も解決しない」
というのは、まったくその通りだと思う。
保育の質が下がるから株式会社なんかに任せられるか、という議論自体、ナンセンスだと思う。
認可保育園の「保育サービス」に関しては、私もいろいろ思うところがある。


待機児童問題を考える前に、そもそも保育園の歴史を振り返ってみようか(駒崎弘樹) - BLOGOS(ブロゴス)
(2013年03月20日付)

「そもそも」がわかりやすかった。
強引にまとめると、元は戦後復興期に作られた託児所という名の配給制度だったのが始まりで、女性がここまで働きに出ることは想定されておらず、かといって時代に合わせて制度が変わることのないまま来てしまったため、ひずみが生まれた、という内容。


待機児童の理由は何か  駒崎弘樹さんに伝えたいこと | 宮本徹 いま言いたい
(2013年03月21日付)

正直言って、この宮本徹という人が何をしようとしている人なのかさっぱりわからなくて、仕方がないので調べてしまった。
共産党の衆議院議員だった。 - 日本共産党 宮本徹ホームページ
駒崎さんはもっと大きな話をしているのであって、認可保育園がどうのとか、無認可保育園がどうのとか、経済界が、営利目的企業が、みたいな話にもっていかれると、こちらとしてはうんざりである。
まあ、訴えやすい理屈なんだろうな。


認可保育園と認可外保育園における児童死亡率の差の検証|研究メモ
(2013年03月23日付)

世の中には根気があって、膨大な資料を調査してまとめるという才能のある人がたくさんいるのだなぁと感心する。
この方のいいところは、認可園がいいとか無認可園が悪いといった先入観なしに調査報告している点である。
死亡事故に関しては、無認可の方が確率が高いという結果になってしまったのだけれど、彼が報告している通り、より正確な実体をつかむには、保育園レベルのデータが必要になる。
実は一つの保育園で5人死亡事故が起きていた、ということもありうるわけで、数値自体が何万件もあるようなデータではないので、平準化するには若干無理があるだろうからだ。
でも、この取組自体は素晴らしい。
私もタメになる分析をしたいものだ。


おまけ>
田中ゆうたろう杉並区議はなぜ炎上したか? | Handmade Future!
(2013年2月27日付)

これは本当におまけ。
すごくおもしろい記事だった。
野田聖子議員の「中絶禁止」発言記事が独り歩きして炎上したことについても触れていて、記事の書き方一つで実際の発言がゆがめられてしまうのは、実に残念だと思った。
表題の田中議員については、私の人生には全く関係ないので、とくに触れない。

認可保育園空き状況 - 平成25年4月20日付

世田谷区がHP上で月に2回(5日・20日)、認可保育所の空き状況を更新している。
保育園空き数一覧 - 世田谷区

このページは更新されるだけでアーカイブがあるわけではないので、データを取って、PDFとして保存することにした。
2013年4月20日現在の認可保育園空き状況
※ 一ヶ所、赤くハイライトされているセルがある。これは元の世田谷区のデータが5歳児1に対して合計値が0だったため、5歳児の値を優先させて、合計値を1に修正したためである。
(気持ちに余裕があれば)毎月アーカイブを取りたいと思う(あくまでやる気ベース)。

0-3歳はほとんど空きはないけれど、4歳以上ならちらほら空きが出ている。
また、更新情報には反映されないタイミングで、待機されていた方に内定が出た可能性もあって、その場合も「空き情報」としては "0" となってしまうケースもあるので、3歳以下も動きがあったかもしれない。
(と、保育課の方が言っていた。)

保育関連に明るい風間ゆたか区議会議員もツイートしていた。
5月で転園できた方の噂は今のところ聞いていないのだけれど、実際どれくらいの人数が動いたんだろうか。
けっこうな人数が動いたのだとすると、4月で入れなくても、5, 6月にポン、と入れる可能性もある。

あきらめずに出し続けることですね。
(当たり前ですが)

4/05/2013

転園、入園お祝い会、慣らし保育

4月1日が新しく入園する子供たちの入園お祝い会だった。
在園児によるお祝いの言葉などがあり、その後は担任の先生に連れられて、新入園児は各クラスへ。
保育していただいている間、園長先生などから細かい説明があり、その後は保護者も各クラスへ行って、給食の様子を見学して、12:30で終了。

初日は会社を休んだ。夫婦で。
一緒に話を聞いた方が絶対いいから。

2日目以降は、児童の様子を見ながら慣らし保育。
内定後の面談でも園長先生から「いきなりたくさんの子供がいるところへ来ると、とっても疲れますから」と慣らし保育を強く勧められたのだ。
ただ、ご飯を食べ、お昼寝ができるようになれば、ほぼ問題ないということだった。

[慣らし保育]
  • 2日目
    お昼寝は一睡もできず。15:00ごろお迎え
  • 3日目
    ウトウトしただけ。昼食は好きじゃなかったこともあり、あまり食べず。
    先生には「保育園経験があるので、慣れるのが早いですね」と言われる。うーん、そうかな。
    16:30ごろお迎え
  • 4日目
    1時間ほど睡眠が取れた。お野菜を先生に介助されながら一口。
    おやつに好きなものが出たので完食、牛乳もおかわりできた。16:30ごろお迎え
  • 5日目
    先生とあまり話ができなかったのだけれど、本人によれば、
    「ダンゴムシ触ったよ!」
    「お昼寝いっぱい寝たよ!」
    「お友だちのお名前わかんなーい」
    「でも一緒に遊んだよ」

    連絡帳にもだいぶ馴染んだようなことが書かれてあった。16:30お迎え
1週間たって、保育園には行きたくない、と泣き叫ぶこともなく、比較的穏やかに慣れてきたようだ。
ただ、波はあるんじゃないかと思う。

今年度から変えたことがもう一つある。
登園はだんなさん、降園は私、と担当分けしたのだ。
(今までは全部私。)
私はその分、早く出社できる。
何もかも最初に全部変えてしまった方がいい、というのがだんなさんの意見で、私もそれに準じた。
今のところ、スムーズに移行している。

第7希望の認可園で、家から遠い、と泣きごとを書いたけれど、実際には、雨さえ降らなければ自転車通園は、家から徒歩5分だった認証園より楽なことがわかった。
寄り道しないし、重い荷物を手で持つ必要もない。
いきなり走り出す子供を追いかける必要も、「こらー!」「だめー!」と叫び続ける必要もない。
自転車に乗り、風に吹かれながら、子供と愉快に会話しながらいつの間にか家についてしまうという・・・

余裕じゃない?
(いやいや、どこかにトラップが。)

最後にひとつ。
子供は慣れるのが早いから、とよく言われることだけれど、それはちょっと違うと思う。
慣れないと生きていけないから、周りの様子を見て、馴染むために必死で努力した結果なんだと思う。
大人のように、その場凌ぎということができない。
彼らにとって、世界はいつでも全力投球なのだ。

3/29/2013

保育園最終日はぐちゃぐちゃだった

大親友と揉み合う - 戦わない子育て

今年度最終日、退園する保護者と示し合わせて、17:30頃から担任の先生へ花束とアルバムを贈呈することになった。
前日、JRが人身事故で30分以上停まってしまい、通い始めて3年間、一度もなかった延長保育を始めてやらかしてしまったので、「停まるなよー」と念じながらお迎え。贈呈式にはギリギリ間に合った。
先生方の計らいで、お部屋の一部を贈呈式用に使わせていただいた。

当然ながら、子供たちはなんだかよくわかっておらず、なぜかいつもはお部屋に入ってこないパパママがぞろぞろと入ってくるのでテンションが上がってしまった。
甘えん坊のタイタイは、私を見つけるとすぐに駆け寄ってきて、手をつないだまま離さない。
隣にいた女子ママは、そんなタイタイを見てびっくりしていた。
(お母さんにへばりついている子供はほかにいなかった。)

ザワザワしたまま、比較的落ち着いている子供により、先生方にお花とアルバムを。
涙が出る場面ではあったものの、興奮しすぎて叫ぶ子供やら、走り回る子供やらで、混乱のまま何となく終わってしまった。
後は先生方と記念撮影・・・も簡単にはいかず、保護者総出で山のように写真を撮りまくったけれど、もう本当に、えーと、ぐちゃぐちゃだった。

はい、あの、これが今年のコアラ組でした(苦笑)

担任の先生の言葉に、我が子らの集団パワーを改めて知り、またそれを何とか統率してくださった先生にも感謝しきれない思いが募り。

・・・しかし。
感傷に浸る間もないまま、なぜか子供たちが私に戦いを挑んできた。
私の背中に乗ってきたり、シャツの中に入ってきたり(おいこら)、いつの間にか鬼にさせられ、子供たちを次々になぎ倒したり。

燃えカスのようになって、何やらわからないままご挨拶して帰ってきた。

それが、タイタイが1歳からお世話になった、認証保育園での最後の登園日だった。
みんないい子だった。
私もすごく楽しかったよ。

3/23/2013

お別れ発表会、そして懇親会

お別れ発表会 - 戦わない子育て -

年度最後の行事、「お別れ発表会」だった。
クラスごとにお遊戯の発表があり、転園児の紹介と最後にクラスごとに分かれて担任の先生と別れを惜しむのである。
今年も卒園児はいなかった。

昨年は、転園する児童があまりおらず、ほとんど同じようなメンバーが繰り上がっただけだったのだけれど、今年は幼稚園へ行く子、認可保育園へ転園する子が半数以上あり、結局、クラス12名のうち、9名が転園することとなった。
残る人の気持ちを考えると、なんだかいたたまれない。

残る人は、認可園に落ちたわけではなく、それぞれ家庭の事情があってこの認証保育園に残ることになるわけだけれど、それでも、子どもたちにとっても、昨日までいた仲良しさんがいなくなることを納得するのはしばらく時間がかかるに違いない。

お遊戯は、12名全員が出てきた。
この時期に全員が揃うなんてすばらしい。
息子は最初から出ずっぱりで、すごく大きな声で歌を歌っていた。
いろんな先生から、「最初は泣いている印象しかなかったけれど、本当にたくましくなりましたね」的な贐(はなむけ)の言葉をいただき、感激してしまった。
そうか、うちの息子はそんなに泣き虫だったのか。

クラス単位で集まり、今年度の制作物をいただいた。
中身を見ると、すべて殴り書きでちょこっとしか描いていない。
お絵かきなどにはあまり興味がないことがとてもよくわかる。
おかしいな。誰に似たんだろう。
私もだんなさんも、図工は得意だったんだが。
なんだか、私の弟にすごく似ている気がする。
(私の実弟は読書きらい、お絵かき嫌い、作文嫌いである。)

さて、時間をおいて、夜から先生方をご招待して謝恩会。
※実際には、会社の方針で、無料パーティに呼ばれることはご法度なので、先生方からもいくらか徴収しての「懇親会」という形を取った。
居酒屋で一部屋貸し切りの大パーティである。

私は学生のころから小さい子にじーっと見つめられることが多かった。
どうやら小さい子だけに反応するオーラを出しているようである。
気づいたら、息子をはじめ、4,5人が私の周りに集まって、上に登ったり背中から攻撃されたり、もみくちゃにされてしまった。
たまたま前の席に担任の先生がいらしたので、えーと、いつもこんなにすごいんですか?と聞いたら、
はい、もう、すごいです。
命の危険を感じたことないですか?
たまに、顔の上にお尻が乗ってくることがあって、その時は息ができないんでヤメローって叫びます(笑)
笑い事じゃないわー。

やはり、保育士って体力あってなんぼですね。
私には無理です。

最後は子守は先生にお任せして(すみません)、私は園長先生や退職される先生などを捕まえていろいろとお話しさせていただいた。
今年は本当に素晴らしかった。
担任の先生も良かったし、園長先生も素敵だった。
ここに園庭があって、たくさんのお友達がいたらどれだけよかったか。

3年間、本当にお世話になりました。
あと5日、元気に通わせます。

3/15/2013

お別れ遠足

お別れ遠足のお弁当 - 戦わない子育て -

年度末です。
仕事も忙しいけれど、子供も保育園もそれはそれは忙しい。

今日は1年仲良く過ごしたクラスのお友だち(+先生2名)でのお別れ遠足だった。
前日は寒くて雨模様だったけれど、今日はまさに遠足日和、素晴らしいお天気だった。

私鉄に2駅乗って、そこから5分くらい歩いて、すごく広い公園で遊び、みんなでお弁当を食べ、また私鉄に乗って帰ってくる、という大イベント。
先生の引率のことを考えただけで、けっこうクラクラする。
子供って集団になると、破壊力がすさまじくなるのは、みなさまご存知の通り。

私も慣れないお弁当ということで、前日からソワソワであった(小心者だ)。
息子に聞いたら、
おいなりさんと~
からあげと~
はんばーぐと~
と、リクエストされたので、だいたい好みに合うものに。

***

お迎えに行ったら、靴はドロドロになっていて、服も全部取り換えていた。
靴下は取り返しのつかない色に変っていた。
公園に着いたとたんに、「もうお弁当食べる?」「お弁当まだ?」と聞き、お弁当を食べ終わった後は「もっとお弁当食べたかった!」と言っていました~
(先生談)

そんなにお弁当が楽しみだったとは!
お稲荷さんももう1個入れたかったんだけれど、入らなくてねー。ははは。
もっと大きいお弁当箱買わないとね。

3,40分くらい、ほとんど休みなしでみんな走り回って、子供たちも、そして先生方も大満足で帰ってきたそうだ。
夜はやっぱりぐったりしていて、お風呂で頭洗いたくない!とゴネられた。
だって、今日はお外でいっぱい遊んだし、汗かいたんだから洗わないと!と説得していたら、

ちがうよ!きょうは、おそとで おはなを みただけなんだよ!

と、切り返された。

だれだー!素直な4歳児に悪知恵入れ込んだのはー!

3/11/2013

今日も無事に家族全員家に帰ることができました


今日もタイタイをいつもの時間にいつも通りお迎えに行って、いつも通り帰宅して、一緒にご飯を食べ、お風呂に入り、ちょっと遊んで二人で寝られたことに感謝します。
だんなさんも23時くらいには帰宅して、二人でちょっとたわいもない話をして、家族3人そろってお布団に入って寝られたことに感謝します。

大災害がいつどこで起こるかわからないように、不慮の事故や様々な要因で家族が欠ける事態に陥る可能性はだれにでもある。
震災特番で「あの日あの時」がさんざん取り上げられていたけれど、だれにでも大切な人の命日はそれぞれあり、確かに3月11日はたくさんの命が亡くなり、大変なショックを受けたけれど、でも、(よく言われていることだけれど)それは一人の名前のある誰かが亡くなった事件が何万件もあったのだ、というのが実際だと思う。

たまたま、私(と私の家族)は天災や事故に遭うこともなく、生きているけれど、これだっていつどうなるかわからない。
息子が孤児になってしまうこともありうるし、逆に私が一人で生き残る場合もあるかもしれない。
今は、息子のためにも死ぬのが一番怖い。
だから、とにかく、生きることが最大の使命。

---


そうだ、いつだって誰かの記念日だし、いつだって誰かの悲しい日なのだ。↓




3/03/2013

世田谷区平成25年度4月認可保育園 二次内定者に通知がきた

早く書かないと、と思いつつ、あまりにも気が重くてアップするのが遅くなってしまった。

結果から書くと、二次選考で内定をいただいた。
第8希望まで書いて、7番目の保育所だった。
家から自転車で10分前後かかる。
内定先の園長先生には「遠いですねぇ」と言われたので、大多数のお子さんはもっと近くにお住まいだということだ。
私だってね、もっと近くの保育園がよかったですよ、そりゃあさ、
・・・とは言わなかったけれど。

内定をもらったら、もっともっと嬉しいはずだと思っていたのだけれど、そうでもなかった。
偽善者と思われるかもしれないけれど、果たして私は認可園から内定をいただけるほどの働きをしているだろうかとか、そもそもまだまだ待機児童がわんさかいる中では、なかなかハッピーな気分にはなれなかった。
息子の通っている認証保育園でも、2歳児以下は惨憺たる有様で、上に兄弟がいる子はともかく、そうじゃない子は箸にも棒にも掛からなかったようだ。
(私も経てきた道だ。)

発表があったのは、先週、2月25日(月)。
世田谷区の資料には、
2 次選考 (2 月下旬)
第2次選考の結果は、内定された方へのみ 保育園から電話連絡をします。
選考結果についてのお問合せは、 2月26日(火) からお受けします。
と書かれていたので、金曜日から月曜日が怪しいと思っていたが、案の定だった。
平成25年4月入園を申し込まれる方へ(PDF形式 199キロバイト)

内定者には内定した園から直接電話がかかってくる。
たいていは午後みたいだ。

希望のある話を書くと、一次選考後に区が発表していた二次の入園可能数からは、かなり変動していたようだ。
平成25年4月二次入園可能数(PDF形式 74キロバイト)

私が内定をもらった園も、この資料上は可能数ゼロだった。
だから、二次選考に向けて、たとえ可能数がゼロでも、書いておけばあたる可能性があるということだ。
宝くじと同じ原理ですね。買わないと当たらない。

来年度は決まってしまったのだけれど、再来年度に向けて、年齢別の定員数差の表を作ってみた。
世田谷区認可保育園定員数と前年齢との差 - 戦わない育児

どういう風に見るかというと、例えば0歳から1歳に上がるとき、定員数が834人増えるということだ。
だから、0歳児全員が持ち上がったとしても、1歳児に上がるとき、834人新たに定員が増えるということ。
ここからわかるのは、3歳児までに入れないと、それ以上はほとんど入れ替えがないということである。

まあ、その代わり、幼稚園や他園に転園するお子さんも多いので(と言われている)、それほど悲観的になることもないかもしれない。
(あくまで推測。私の息子は3歳で逃したので、正直、かなり危なかった。)

2/27/2013

4歳になった

自分が世の中で一番強いと思っているらしい、うちの戦う3歳児は、とうとう4歳になった。
戦う3歳児改め、戦う4歳児。
(意味はない。)

本当の誕生日である23日は、100%親の事情で保育園に預けられてしまってお誕生日会どころではなかったので、24日は朝からお祝いムード。
外もとてもいい天気である!

近所の自転車屋に3人でお出かけし、

ストライダー購入~
(買ってすぐ乗り回したので、ヘルメットしていません。ごめんなさい。)
先日、公園で遊んでいたら、4月生まれの同じ学年の男の子が(ものすごくフレンドリーだった)乗り回していて、タイタイが欲しそうな顔をして眺めていたので、決めていたのだ。
タイタイは最初から「きいろにする!」と言いきっていた。

自転車屋の店長さんはいろいろ懇切丁寧に説明してくれた。
ストライダーって、カラーなんかをカスタマイズできるようになっていて、ものすごくおしゃれな幼児用自転車だということが分かった。
オリジナルは全部黒なんだけれど、だんなさんとタイタイの好みを足し合わせて、
ボディ - 黄色
ホイール - オレンジ
グリップ - ピンク
という、かなりポップなカラーリングとなった。

夕方からは、お誕生日会。
タイタイの好きな、ヤマザキのシューロールケーキ(セブンイレブンで購入)にろうそくを4本差して、吹き消してもらった。

これを8回もやらされた・・・

ろうそくを消すのが相当楽しかったらしく、「もういっかいやる~」と何度もせがまれてしまった。
毎度、もちろん部屋の明かりも消す。

タイタイ、8回もやったら32歳になっちゃうよ。

さんじゅうにさい~?(ゲラゲラ)

わかっていないくせに、えらいウケていた。

2歳の時は、ろうそくの火が怖くて及び腰だったのに、さすがに2年の成長は侮れぬ。

2/26/2013

多忙な如月

2月は大わらわであった。しかもまだ終わっていない。
たった28日しかないのに、この慌ただしさは何だろう。

[2月2日、3日]
まず、1月29日が誕生日だったオットが「温泉行きたいよね?」と、自分のために箱根温泉1泊旅行を計画して、週末の2/2, 3に、とっとと予約していた。
これ、よかったです。
まず、ロマンスカーがすごく良かった。時間的には新幹線で小田原に出た方が速いらしいのだけれど、ロマンスカーの独特な「温泉行っちゃうよ~」という雰囲気が非常に心地よかった。
息子も喜んでいた。
ロマンスカー(MSE)の前でよくわからない踊りを披露するタイタイ - 戦わない子育て
ちなみに、宿泊したホテル明日香は、子連れには超おススメです。
食事がすべてバイキング形式なのと、部屋が和洋室といって、和室と洋室の二部屋ついていて、どちらも10畳以上ありそうな、3人ではもったいないくらいの広さだった。
窓からロマンスカーもよく見える。

[2月4日~]
さて、2月頭は認可保育園の入園選考があり、落選してしまったために二次に向けてデータ収集に勤しんだ。(趣味の領域なので、文句は言えない。)
12日の二次申し込み締め切りに向けて、希望園を吟味。その間、保育課へ相談したり。

[2月11日~]
11日から、オットが1週間のアメリカ出張に行ってしまった。

[2月14日~]
驚いたことに、その直後の14日、オットの祖母が他界された。103歳であった。
ご高齢ではあったけれど、耳が遠いのと、一昨年足の骨を折る大けがをして寝たきりになってしまったことを除けば、頭もとてもしっかりしていて元気だった。
ゴールデンウィークにみんなで集まろう、と楽しみにしていたくらいだ。

出張中のオットと連絡を取り、義実家と義妹とも連絡を取り、通夜は17日、告別式が18日月曜日と決まり、ギリギリでオットの帰国が間に合うことになった。
後で聞いたら、火葬場が混んでいたので遅くなったのだそうだ。
オットは義祖母にかなり可愛がられていたらしく、これも何かの思し召しかもしれない。

[2月15日~19日]
代わって、私とタイタイはオットの帰りを待たずに、二人で土曜日の朝に出立する予定だった。
ところが、なんと、タイタイは金曜日の夜、夕飯の後、やたらと生あくびをしていてイヤーな予感があったのだけれど、とうとう、夜中4時前くらいに盛大に吐いた。
それで一時は気分をよくしたものの、吐き気は日曜日まで、下痢は火曜日まで続き、忌引きとして取っていた火曜日までの休暇を、タイタイの全快のために使った。

えーと、なので、お通夜も告別式も行けませんでした・・・
ショックで涙が止まりませんでした・・・
(タイタイはどうやらロタウィルスにやられたようだ。ノロとロタ、どっちもやっちまいました。おなか弱いなぁ。)

[2月23日]
翌週、23日はタイタイの記念すべき4歳の誕生日だった。
ところが。
なんと。
私の高校時代の親友が、数々の困難を乗り越え、結婚するという。
しかも、札幌で。

家族で札幌旅行計画もありつつも、結局一人で日帰りすることにした。
今年の札幌は恐ろしいほどの大雪で、当日どうなるかわからなかったし、すごく寒くてひかなくてもいい風邪をひいてしまうかもしれない。少しずつ寒さになれるのと、いきなり寒いところへ行くのとでは大きく違う。

重なるときは重なるもので、アメリカ出張から帰った翌日に会津若松まで行ってお通夜、告別式、とこなした結果、オットもロタにかかってしまった。
どうするよ。だれが元気なタイタイの面倒見るんだ。
しかも、お誕生日だよ。お誕生日。

お母さんはお友達の結婚式に、お父さんはおなかが痛くて寝ていました。

この不運な戦う4歳児は、お誕生日という記念すべき日に、保育園に急きょ預けられることになった。
土曜日は、現在0歳児が2名利用しているだけというさみしい状況で、想像すると目頭が熱くなる思いではあったが、致し方ない。
オットは送迎できるくらいまでには回復したので、後ろ髪ひかれる思いで札幌まで行ってきた。
繰り返すが、日帰りで。

千歳に着くと、なんと岩見沢が大雪のために汽車が立ち往生し、函館あたりで整備不良ということで、ホームは大混乱だった。
重なるときには重なるのだ。
厄はすべてこの2月に降りかかっているのだ。

定刻より50分遅れで札幌に着き、式の始まる15分前にギリギリ到着。
しかし、私は普段着にノーメイク。
もちろん、10分でやり遂げました。
ワーキングマザーをなめてはいけない。

でも、式自体はすごく楽しかったし感動した。
オイオイ泣いてしまった。
来て本当によかった。
挨拶もそこそこに東京へ。
東京で、私の家族は元気に過ごしていてくれた。感謝。

[2月24日]
翌24日はようやくタイタイのお誕生日会。
おめでとう!!

[2月25日~]
そして極めつけは、認可保育園二次選考の結果発表。

精神的にも身体的にもかなりタフな1ヶ月であった。

2/12/2013

保育園にやってきた節分の鬼は青かった

タイタイ作成の鬼のお面 - 戦わない子育て

もう2月も半ばにさしかかろうというのに、いまさら節分の話というのもナンなんだけれど、保育園関連の調査で(自分の勝手で)忙殺されて、アップするのをすっかり忘れていたのだ。

Xデーは2月1日であった。
タイタイは一言も言わなかったんだけれど、私は1日が節分だろうという予感はあった。
(月始めでイベント予定表を見ていなかったのだ。)

結論から言おう。

タイタイなかなかったよ!

元気に鬼のお面をつけて出てきた息子の顔は誇らしげであった。
先生に伺うと、ずいぶん前から

大きいみんなは、小さいお友だちを鬼から守らなくてはいけません。
小さいお友だちは泣いてしまうかもしれません。
だから、みんなはグッとがまんして、鬼を豆でやっつけよう!

と、それとなく鼓舞し続けていたらしい。

純真な子どもたちは、先生の事前の刷り込みにより、どの子も何とか泣かずにがんばって、豆をいっぱい投げて、鬼をやっつけたそうだ。

みんなものすごくがんばっていて、
怖くて泣きそうなのを必死にこらえていて
それを見ている私たちが泣きそうになっちゃいました!
(担任の先生談)

聞いているこっちも目頭が何やら・・・
タイタイは克服体験で自信をつけたようで、家に帰ってからも鬼についていろいろ教えてくれた。
1歳の時は、しばらくの間、園の入口に来ると号泣するくらいの恐怖を植えつけられて、このまま本当に通えなくなったらどうしようかというくらいだったのに、年々強くなっております。

ちなみに、どうでもいいことだけれど、今年の鬼は青鬼だったそうだ(もちろん先生の変装)。
写真を見たら、全身真っ青の鬼が写っていた。
その鬼は、もう食べられちゃったことになっているって先生がおっしゃっていて、その時は「へー」なんて流して聞いていたんだけれど、よくよく考えたら、鬼が食べられちゃってもういなくなってしまった、というのは一体どんなストーリーだったんだろう?
気になって夜も眠れない・・・というのは真っ赤なウソです。

2/08/2013

世田谷区認可保育園二次選考に向けて(平成25年度4月入園)

二次選考までラストスパート。
4歳児まで内定が取れない私が記事を上げたところで役に立つかはわからないのだけれど、少なくとも私の役には立つ。

[これまでの世田谷区保活関連記事]
世田谷区も待機児童解消にがんばっているようだ
世田谷区から待機児童に関する回答が届いた
世田谷区認可保育園1次内定者が発表された
世田谷区認可保育園に入るために
(しつこく)世田谷区認可保育園平成25年度4月入園申込関連資料まとめ

私の息子のように、認証保育園等の日中子供を預かってもらえる施設がある家庭はまだいい。
けれど、預け先がこのまま見つからないと、夫婦どちらかが仕事を辞めざるを得ない、もう育休延長できない、という崖っぷちのご家庭も多いと思う。
状況は年々悪化しているので、参考程度にしかならないだろうけれど、私の場合、二次選考も終わった3月上旬に、今の認証保育園から連絡があった。
10月くらいに予約を入れていた園だった。
(全部で3園の無認可に予約していたが、連絡があったのはこの1園のみ。)

認証保育所(空き数) - 世田谷区
空き数0が目立つけれど、来月は相当数に動きがあると思う。

さて、表題の二次選考。
世田谷区が発表している二次の受入可能数は、以下の通り。
平成25年4月二次入園可能数(PDF形式 74キロバイト)

絶望的な数字が並んでいるけれど、これはあくまで1次選考直後に出されたものである。
つい先日、暗澹たる思いで保育課へ行ってみたら、張り出されていた最新の空き数は、少しだけ増えていた。
辞退者がいたということだ。

とにかく、希望保育園変更届を握りしめて保育課へ行ってみると、少しは光が見えるかもしれない。
保育園入園(転園)延長保育 申込変更・取下届(PDF形式 129キロバイト)
その場で地図を見ながら、自分の体力と自宅から保育園の距離を秤にかけて、たとえ受入可能数がゼロだったとしても、書いて提出すべきだろう。

世田谷区の場合、ドライにきっぱり指数で内定者が決まるので、陳情するとか情に訴えるということは、あまり意味がないようだ。
(逆に言うと、たとえ職員と大ゲンカしたとしても、それを恨んだ内定取り消しもないはず。)

でも!
職員の方々にいろいろ相談すると、ウェブだけでは知らない情報を聞き出せたりするので、働きながらは辛いけれど、足繁く通えば通った分、有利にはなるかもしれない。
希望園を書く時に、地図を見ながら「ここはどうですか?」と提案してくださったりするし。

***

長々と認可保育園と待機児童にまつわるあれこれを書き連ねてきたが、こんなことばかり続けていたら、私も廃人になりそうである・・・
そろそろ頭を切り替えたい。

2/07/2013

(しつこく)世田谷区認可保育園平成25年度4月入園申込関連資料まとめ

タイトルを読んだだけで逃げられそうである。
正直言って、今週はまったくちっとも仕事に身が入らなかった。
布団に入れば涙が出るし、職場にいても次のステップをどう踏むか、そればかり考えていた。

世田谷区の待機児童問題と言えば、この方、区議会議員の風間ゆたかさんも、1次の発表後は対応に追われて大変そうだった。
自治体にもまあ、多少なりとも問題はあるとは思うのだけれど、根本的な原因は現在の保育制度そのものだと私は思っているので、そんなに気に病まないでください。
(それより、なんとか国政に訴える方法ないのか・・・)

それはともかく、いつ改善されるかわからない保育政策を待ち続けるほど、私は気は長くないので、まずは二次をどう乗り切るか考える。
世田谷区が出している資料は下記の通り。

平成25年4月入園申込者数(PDF形式 77キロバイト)
平成25年4月一次入園可能数(PDF形式 76キロバイト)
平成25年4月二次入園可能数(PDF形式 74キロバイト)

もちろん、このままでもいいのだけれど、資料を何枚も比較しながら見るのはいかにも面倒である。
これらを自分で見やすいように、データをコピーし、データベース化し(と言ってもAccessレベルだけれど)、さらにExcelに落とし込んで見やすいテーブルにしてみた。
見慣れないと使いづらいかもしれないけれど、各保育園の定員数、1次申込数と受入可能数から倍率も出した。

えーと、いまさらですが、世田谷区以外の方には無意味なデータが続きます・・・

1. 各地区年齢別倍率グラフ。

世田谷区認可保育園申込倍率グラフ - 戦わない子育て
(クリックで拡大)

併願しているので、倍率もかなり高く見える。
ちなみに、児童一人当たりの平均併願数は、
約 4.86園 (=申込総数 24,252人 / 第1希望数 4,986人)
である。

意外にも、3歳児の倍率が高い。
玉川地区なんて、目を覆いたくなる。
繰り返すけれど、併願しているので、こんなにたくさんの待機児童がいるわけではない。もちろん。

2. 保育園ごとの定員と受入可能数、および申込数の表

見づらいのは、私にデザインのセンスがないからです。
すみません。
1) 世田谷地区
保育園ごとの申込数表(世田谷地区) - 戦わない子育て
2) 北沢地区
保育園ごとの申込数表(北沢地区) - 戦わない子育て
3) 玉川地区
保育園ごとの申込数表(玉川地区) - 戦わない子育て
4) 砧地区
保育園ごとの申込数表(砧地区) - 戦わない子育て
5) 烏山地区

(すべてクリックすると拡大されます)

これらからわかるのは、

  • 2歳以上は、既存園への入園は厳しい。
  • 人気のある園、比較的競争率の低い園が何となくわかる

ということだろうか。
今週末あたり、家族会議を開かれるご家庭もあるかと思うけれど、よければご参考に。
※ 画像が小さいですね・・・画像を分割してアップロードしなおします。細切れ時間にやるので・・・確約は・・・できませんが・・・(すでに廃人になりそう。)

[追記]
PDFでよければこちらに。



(データの取り扱いについて)
これらは、世田谷区の提供しているデータをもとに、私が個人的に使いやすいように編集したものです。
それを踏まえたうえで、よければご参考になさってください。

2/04/2013

世田谷区認可保育園に入るために

情報ソースは、込み入った事情があってちょっと明かせないのだけれど、内定を取るには以下のことは最低条件らしい。
  • 指数は110点以上マスト。
  • 第8希望以上書く。
加えて、倍率の高いところほど、空きの少ないところほど、「兄弟ポイント」(=+5点)が当たり前だけれど有利だし、ほぼその児童で埋まる。

***

4歳児で内定を取れないのは珍しいらしく、かなり驚かれた。
(畳み掛けるようにショックな事実が次々と・・・)
言外に「ここは世田谷区で超激戦なんだよ、あんたちょっとのんびりしすぎじゃないの」という声なき声が含まれていた(被害妄想かもしれない)。

思えば昨年、新設園へ希望を出していれば必ず内定を取れたはずだった。
(二次で3人も空きがあったのだ。)
それを、今になって悔やんでも悔やみきれない。

認証でがんばって、空きが出るのを祈りながら待つか、二次で入れそうなところに妥協して希望を出すか。
出したとしても、うちは指数が低いので、内定取れるかは微妙なラインではあるけれど・・・

***

でも、やっぱり、この保育制度そのものが問題だと強く思う。
点数が足りないと保育園に入れないなんて、ちゃんちゃらおかしい。
もっと点数あげるよう努力しなさい、なんて言われる筋合いはない。
こっちはきちんと決められた額の税金を文句も言わずに払っているのだ。
(とは言え、今ある制度の中で努力しなくてはいけないわけだけれど。)

世田谷区はたまたま保坂区長が教育熱心で強いリーダーシップを発揮しているけれど、現在の保育制度ではお金がかかりすぎる構造になっていて、無関心だったり地力のない自治体は保育園の整備なんかにかける余裕はないだろう。

朝日新聞デジタル:保育園定員1300人増 東京・世田谷区予算案
(一部抜粋)
待機児童が23区で最も多い世田谷区は1日、保育園の定員を1300人増やすための費用12億5623万円を盛り込んだ2013年度当初予算案を発表した。
  • 当初の計画で800人の増員を計画していたが、緊急対策として更に500人増を決めた。このうち300人分は、今年6月までの定員増。
  • 計7カ所の私立認可保育園を新たに整備し、計700人分の定員増を目指す。
  • 床面積や保育士数の制限を超えない範囲で、余裕がある認可保育園や認証保育所、保育室の定員を計275人分増やす。
  • 認証保育所9カ所の新設で280人分、家庭的保育事業でも45人分の定員増を予定する。
こういう記事を読むと、悪いのは自治体じゃないな、と改めて思う。
保育制度改革は一向に進まないし、進める気もまったく見せない中央政府に強い憤りをおぼえる。

2/02/2013

世田谷区認可保育園1次内定者が発表された

予想はしていたけれど、やはり結果が届くと、(覚悟はしているものの)かなり落ち込む。
世田谷区の落選のお知らせは手が込んでいる。
A4用紙が1枚三つ折りにされていて、封書を開けると
平成25年4月入園第一次選考の結果について
平成25年4月入園についての第一次選考結果は以下のとおりです。
ここに折り目。折り目を開くと、
XX XXさん(4歳)
ご希望に添えませんでした。
と、「続きはCMの後で」のバラエティ番組みたいな構造である。
たまたまかもしれないけれど、そんな冗談やめてほしい。 
さて、どうしようか・・・

今回、世田谷区が12月1日時点で発表していた4歳児の受け入れ可能数は、全園で107人しかいない。
ちなみに、
0歳: 630
1歳: 971
2歳: 304
3歳: 282
4歳: 107
5歳: 101
合計: 2,395人
だった。

これに対し、申込者数は
0歳: 1181
1歳: 2004
2歳: 847
3歳: 683
4歳: 212
5歳: 59
合計: 4,986人

ため息しか出ない。
定員割れは5歳児のみ。
この、来年度の4歳児の倍率から推測するに、再来年度はその5歳児にも待機児童が出るだろう。

そんな折、朗報があった。

小田急小田原線(下北沢駅付近)の踏切を3月に除却!|東京都

3月23日に小田急線の踏み切りがなくなるというのだ。
小田急線沿線にお住まいでない方以外には、どうでもいい話題だと思うけれど、私にとってはかなりの朗報だった。
何がどれくらい朗報かというと、おかげで踏切を気にせず、登園できる園を希望できるということである。
朝の小田急線の踏み切りは、国が国なら爆破されてもおかしくないくらいの開かずっぷりで、それを知らずに自転車でいつまでも待っている親子連れに何度「これはいつ開くんですか」と聞かれたかわからない。

えー・・・
結局、うちはダメだったわけですが、今後も(二次も含めて)いろんなケースを模索していこうと強く考えています。
この記事を読んでいる方々も多かれ少なかれ待機児童問題に頭を悩ませていらっしゃるはずで、なんとかお互い朗報を手にできるよう、祈念してやまない。

希望は捨てないでくださいね!

1/30/2013

幼稚園の入園説明会に参加した

幼稚園は、仮に延長保育があったとしても幼稚園である。
保育園とは違うのだ。

・・・と、今さらながらに気づかされた、たまこであります。

私は、いつも思うのだけれど、全てにおいて楽観すぎる。
ツメがものすごく甘い。
ワキも甘い。
そんなつもりはないのだけれど、性善説で動いているところがある。

つい先日、近所の公園に遊びに行ったら
2年保育欠員募集のお知らせ
という張り紙がしてある幼稚園を見つけたのだ。
1月末に説明会があって、2月上旬に面接をすという。

確かここは延長保育があったと記憶していたので、うーん、保育園がダメだったら幼稚園もありかもしれない、と説明会に参加することにしたのだ。
そう、軽い気持ちで。

ここで、かなりの数のジャブを受け、最後にカウンターでノックダウンだった。
完敗である。
すみません、甘く見ていた私が悪かったです。
もういい加減な気持ちで幼稚園の門をたたきませんので、お許しください。

何が私にショックを与えたのか

  1. 副園長がいらしていた
  2. パワポとムービーの資料がプロジェクターに
  3. 面接がある
  4. 面接料を取られる
  5. 入園料等、かかる費用が想像以上
  6. アクティビティが非常に充実している
  7. 他の参加者がみなマダムっぽかった
世間知らずと笑われてもいい。
だって、本当に、すごーくショックを受けたから。

順を追って説明する(恥の上塗りか)。

1. 副園長がいらしていた

園長先生が外出されていて、代わりに出席された副園長先生は、どこからどうみても90近いご高齢の男性だった。
おそらく園長先生も同世代の方に違いない。
そして、また話がうまいのだ。
「僕も昔、幼稚園の園長を長く務めておりまして」
みたいな話から、
「ロバート・フルガムの『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本、
アメリカでベストセラーになった本ですね、
あれはいい本です。
幼児教育がいかに大事かってことですね」
につながって、
「この幼稚園は歴史も古くて地域の幼児教育を長いこと担ってまいりまして」
「歴史が古いだけでなくて、時代に即した改編も行っております」
などなど、数々のプレゼンをこなしてきたであろう風格があった。
保育園の説明会や見学でこれほどの導入は見たことがない。

2. パワポとムービーの資料がプロジェクターに

どなたが作成されたのかわからないのだけれど、説明会用のパワポ資料とムービーをプロジェクターに映して説明してくださった。
教育理念、各学年のカリキュラム、1日の様子、などなど。
映像資料は、子どもたちの楽しそうな様子が見られて興味深く見させていただいた。
この辺りの持っていき方もうまい。

3. 面接がある

びっくりしたのだけれど、よくよく調べてみたらどこの幼稚園でも「面接」があるのが常識みたいだった。
保育園で面接って、内定が出た後に面談するくらいで、よっぽどのことがなければ内定取り消しなんてならないわけなんだけれど、幼稚園の場合は面接の後に内定が出る。
面接試験のようなものだろう。
お子さんの遊ぶ様子などを見させていただきます、とおっしゃっていたけれど、集団保育に耐えられるかどうか見るんだろうか。
だんなさんに話したら、
「いや、それは親を見たいんだよ
ヤバそうな親かとか(どんな親だ)
幼稚園を勘違いしていないかとか
価値観おかしいとか・・・」
と言っていたけれど、まあ、それもあるかもしれない。
ふと思ったんだけれど、面接の時って正装なんだろうか。
まあ、そうなんだろうな。
スーツなんて持っていないんだけれど。

4. 面接料を取られる

これもさらにカルチャーショックだった。
これをカルチャーショックと言わずして、何という。
平たく言うと、受験料ですね。
そう言ってくれれば、わからないでもない。
(わからないでもない、というレベルだけれど。)
だいたい相場的には5000円前後くらい取られるようだ。

5. 入園料等、かかる費用が想像以上

募集要項を見たら、入園料がなんと十ン万円と書かれていた。
しかも、施設設備費(って何だ?)がさらに十ン万円(年額)。
合わせて30万円位を最初に納入しなくてはならないらしい。
区から私立幼稚園への補助金が出るらしいけれど、最高9万円を補助してもらったとしても10万円前後は自腹だ。
また、加えて月々の保育料は5万円弱。
もちろん、保育園に比べると英語や体操、工作など、さまざまなアクティビティが用意されていて、幼稚園以外に習い事をする必要がないと考えるのであれば、まあ、納得できる範囲かもしれない。
えーと、それにしても、謎の「施設設備費」って何なんだろうか。
暖房とか冷房とか?建物の修繕費とか?
入園料と保育料で賄えないものなんだろうか?
月1万と考えれば、マンションの管理費みたいなものなんだろうか。
それにしても、うーん、幼稚園業界の慣例なんだろうか。
これくらいとらないと、経営が成り立たないのか。
さらに、これらに加えて入園の際には制服、カバン、体操着など、総額3万5千円の注文をすることになる。

6. アクティビティが非常に充実している

私が見学に行った幼稚園には、いろいろなプログラムがあった。
  • 英語
  • 体操
  • 工作
  • バイオリン
などなど。
さらに、みんなが降園した14時以降にも週に1,2回、希望者にそれらの活動を習い事のようにさせてくれる「課外活動」があった。
卒園生(またはその紹介)対象に、小学生以降もそれらの課外活動を続けることができるシステムになっている。
手堅い。
こういうアクティビティというか習い事の類は、認可保育園ではほとんど聞かない。
私が寡聞にして知らないだけなのか、本当にないのか。
でも、ほとんどの幼稚園では、多かれ少なかれ「幼児教育」的なことを積極的に宣伝しているようである。
需要過多というアンバランスが、保育園の横並びを助長していると言えなくもないと感じる。
まあ、そもそも保育園と幼稚園では目的そのものが違うので、比べること自体がナンセンスなのかもしれない。
(ここまで来ると、私の小さな脳みそでは複雑すぎて処理しきれない・・・)

7. 他の参加者がみなマダムっぽかった

えーと、これは、やっぱり、ショックでした。
ショックというか、私が世間知らずだったというか。
入園説明会なので、私はいつもの適当な格好で出かけたのだけれど、他のみなさまは、シックで品の良い服装で参加されていた。
す、すみません、こんなヨレヨレで。
話し方も上品だった。
幼稚園なので、働いているとしてもフルタイムとは思えないので、こんな高い料金を取る幼稚園に通わせるご家庭はどうなっているのだろうと・・・(ちょっと下世話でした。反省。)

そんなこんなで、豆腐の角で頭をぶつけて死んでしまいたいくらいのショックを受けて帰ってきた。
ちなみに、頼みの延長保育は2h or 3h のみ。
1000円/時。
保育時間は14時までなので、長くても17時までである。
課外活動に参加している場合は、活動が1時間あるので、それ以降とみなされて最長18時まで預けることはできる。
ただ・・・もちろん毎日18時というわけにはいかない。
フルタイムだと、17時お迎えなんてまず無理である。

これもあとで調べたら、たいていの幼稚園の延長保育は17時までだった。
フルタイム共働きなんて門前払いである。
しかも、何かというと平日の昼間に呼び出される。
たとえば、このたび入園したいと思ったとすると、まず、
願書提出 -> 平日昼間
面接 -> 両親でということなので、土曜日
入金 & 制服等の注文 -> 平日昼間
制服等の受け取り -> 平日昼間
等々・・・
先が思いやられる。

ここまできて、私ははたと気付いた。遅すぎるけれど。

幼稚園は幼稚園であって、保育園の代わりにはならない。

当たり前ですね、はい。

ここまで見てくると、はー、保育園ってところは待機児童問題を除けば、ずいぶん優遇されたところなんだなあ、ということがよくわかった。
保育園児がいらっしゃらないご家庭の不公平感が、何となく理解できた。
税金投入額からすると、かなり違うに違いない。

うちとしては、幼稚園は選択肢に入らない、ということだけはよくわかった。

1/29/2013

同僚ワーキングマザーの退職に寄せて

公園で遊ぶタイタイ - 戦わない育児
週末は土日どちらも天気がよかったので、公園で(老体に鞭打って)遊んできた。
40くらいで「老体」っていうのもどうかと思うけれど、一昔前の40なんておばあちゃんだもの。
だんなさんの中学校の同級生の中に、すでに孫のいる人がいるらしいし。

それはともかく、まだ弱冠30歳というピカピカのワーママ(2歳の息子さんがいらっしゃる)が、退職することになった。
彼女が新卒の時に仕事が絡んでいた関係で、その後、担当が代わっても仲良くしてもらっていたので、かなり残念な出来事だ。
聞くと、半年くらい前から転職を考えていたという。

最大の理由は
残業が多すぎて子供のお迎えに間に合わない
だそうだ。

確かに、仕事はむちゃむちゃ忙しい。
それでも彼女はかなりがんばっていらして、旦那さんと交代でお迎えにいくようにして、週の半分は遅くまで残業できる体制をとっていた。
それでも追いつかない。
今まで、Webサイトのコンテンツ編集者としてキャリアを積んできたのに、結局、「定時で帰れるお仕事」を選択して、転職先は学校法人の事務員だという。

その話を私のボス(40代男性)にしたら、
あー、そうだよね、女の人は大変だよね

えーとですね。
どうしてそういう発想になるんだろうか?
ボスは私より2つ年上くらいで、ほぼ同世代ということを考えると、この貧弱さは世代のせいではないだろう。
それとも、私の世代のマジョリティな考え方なんだろうか。

別に「女の人」が大変なわけじゃない。
彼女が個人的にそういう選択をしたのであって、それは「お母さんだから」ではない。
「お父さん」が転職したっていいのですよ。

私の就業先の会社は(私は派遣社員)、少なくとも人事部はダイバーシティ・マネジメントに力を入れていて、女性エンジニアや外国籍といった社会的マイノリティと呼ばれる人たちを積極採用したりしているし、ワーキングペアレンツコミュニティがあって定期的に情報交換をランチミーティングという形でとったりしている。
そういう意味では、割とリベラルな会社ではある。
(各グループやチームに浸透しているかどうかはともかく)

ちょっと話はずれるけれど、たとえばこの記事。
イクメン“大国”のフィンランド 大使館参事官が講演 / 西日本新聞
「フィンランド語に『イクメン』にあたる言葉はありません。父親が子育てや家事をするのは普通だからです」
そうですよね。
私もそう思う。
普通な状態じゃないから「イクメン」という言葉が生まれた。
でも、この言葉自体は悪いことではないと思う。
普通になってくれればいいわけだし。ひとつの気付きにもなりうる。

子供ができて、働き方が変わったり、考え方やモノの見方が変わることはもちろんある。
どのような選択をしたとしても、周りから何を言われたとしても、自分が「こうしたかったのだ」とはっきり自信を持って言える選択をしたい。

転職なさった先のワーママさんの今回の選択が、明るい未来をもたらしますように。


梅のつぼみがかなりふくらんでいた。
春ももうすぐ。

1/23/2013

[タイタイ日記] たからもの

きのう、おかあさんが ぼくをだっこして
タイタイは おかあさんの たからものだね
といいました

ぼくは うれしくて
ふふふ
と わらいました

そしたら おかあさんも
ふふふ
と わらいました

よる、おふとんで
おかあさんは タイタイの たからもの?
と まちがえて いってしまいました

そしたら
おかあさんは びっくりして
そうなの?
うれしいな
と いいました

ぼくは ことばが むずかしくて
わからなくなってしまいました

タイタイは おかあさんの たからもので
おかあさんは タイタイの たからものなの?

おかあさんは わらって
タイタイと おかあさんは
なかよしだねー
と いいました

おかあさんは たんじゅんです
でもまあ、うれしそうだから
そういうことにしておきます

1/22/2013

世田谷区から待機児童に関する回答が届いた

ちょっと前に、この際だから区長宛にメールを出した、と書いた。

そうしたら、1週間もたたないうちに封書で回答が届いた。
(なぜメールじゃないんだろう?)
回答によれば、内容は全て区長が目を通して、担当所管に指示が出るらしい。
私への回答は、保育課長さんからだった。
忙しいだろうに、ありがとうございました。

でも、内容は、うーん、あまり親切には感じられなかった。
ざっくりまとめると、
ご迷惑おかけして申し訳ない
現状は、こんな計画で鋭意取り組んでいる
待機児童数の算出方法は各自治体の独自調査であり、単純には比較できるものではない
貴重な意見をありがとうございました
というような内容が、A41枚にきちんとワープロ打ち(って最近言わないですよね)してあった。

世の中は、必ずしも善意の人だけで成り立っているわけではない。
それはわかる。
だから、どうしても、こういう言い訳っぽい内容になってしまうのは、わからないでもない。
でも、他の自治体と算出方法が違うんだから、うちだって努力しているわけだし、努力足りないとか言わないでほしい(意訳)、みたいな内容になってしまうと、やっぱりがっかりしてしまう。

そこで、そもそも「待機児童の定義」って何よ?という根源的な疑問がふつふつと沸いてきたので(こうなると「待機児童」オタクですね)、調べてみた。
知っているようで知らなかった定義なんだけれど、結構ショックを受けてしまった。

世田谷区HPより
4 待機児童数(国基準)の状況 - 世田谷区ホームページ (PDF)
「国基準待機児」とは、認可保育園申込者で、保育園に入園できない世田谷区民の児童数から以下に該当する児童を除いた者をいいます。
 ① 保育園、保育室、保育ママ、家庭的保育事業、認証保育所、定期利用保育、幼稚園の預かり保育を利用している。
 ② 自宅から通うことができる範囲に利用可能な保育園があるが、利用していない。
横浜市HPより
横浜市 こども青少年局 緊急保育対策課 横浜市の待機児童対策
保育所に入所申込をしたにも関わらず、定員超過により入所できなかった児童(保留児童)のうち、国の指針に基づき、横浜保育室入所者等を除いた児童の数のことをいいます。
 保留児童の方も待機児童の方も入所選考の対象であることに違いはなく、選考にあたり優劣をつけるものではありません。
待機児童数=保留児童数-横浜保育室等入所者数(注1)-育休取得者数(注2)-特定園等希望者数(注3)-主に自宅で求職活動をしている家庭数
(注1)横浜保育室、家庭的保育事業、幼稚園預かり保育、一時保育、乳幼児一時預かり施設の利用者
(注2)育児休業中の家庭の児童
(注3)特定の保育園のみを希望する児童、近くに空きがあるにも関わらず入所を希望しない児童など

世田谷区も横浜市も、国の指針に基づいて算出していると言える。 サンプルは2自治体だけだけれど、どこも同じだと考えていいのではないだろうか。
とすると、国基準に従って待機児童を定義するならば、タイタイのように認証保育園に入っている児童は対象外である。「待機児童」としてカウントされない
認可園に入れない児童がすべて待機児童と呼ばれるわけではないのだ。

なるほど。

横浜市が待機児童ゼロと言っているのが国基準であるとすると、実態はゼロではないかもしれない。
無認可でも入れているなら、待機児童じゃないでしょう、と言われれば、まあ、そうかもしれないけれど。

どうも、この待機児童の定義自体は平成14年に改定されたものらしい。
改定前は、単純に「認可保育所への入所申込みをしており、入所要件に該当しているが、入所していない児童の数」だったようだ。
出典: 待機児童の数字だけを追ってはならない - 保育経営ナビ|保育所&託児所運営・開業、ベビーシッター派遣の経営情報!

こうやって、国が定義を変えて、見かけ上待機児童数を減らしたとしても、結局問題は変わらない。
数字が見えない分、余計、問題をややこしくするだけじゃないだろうか。
このたび、横浜市が待機児童数ゼロに!という衝撃的なニュースがあったおかげでいろいろ調べてみたけれど、調べれば調べるほど、わけのわからないカラクリに吸い込まれていってしまうような気がした。

待機児童があまりにも多くて忘れがちなんだけれど、もう一つ、やはり、「サービス」という観点も付記しておきたい。
保育サービス自体がどうかというと、現在の需要過多ではサービス向上は、どうしても二の次になってしまう。
たとえば、世田谷区の場合、たいていの認可保育園は延長保育があってもだいたい19時くらいまでで、一部22時まで預かってくれるところがあるきりである。
休日保育なんて何をかいわんやである。
タイタイと同じクラスの男の子は、お迎えがいつも19時半なのだけれど、これ以上早くお迎えには来られない、という理由で認可園への申し込みそのものをあきらめてしまっている状況である。
おそらく、そんな保護者は山のようにいるに違いない。
あるいは、ベビーシッターを別に頼んでいるか。

待機児童問題となると、よくインタビュー記事などでお見かけするJPホールディングスの山口洋氏も、このあたりのことはよく憤っていらっしゃる。
Business Media 誠:嶋田淑之の「リーダーは眠らない」:なぜ待機児童は減らないのか?――JPホールディングスが保育事業に参入した理由 (2/6)
もちろん立派な経営をされている保育園もありますが、一般的な傾向として言えば『夜は仕事をしたくないので夕方までしか預からないし、日曜や祝日は仕事をしたくないので子どもを預からない』というのが業界の体質です。だから、保護者会や運動会を平気で平日の昼間にやるんですよ。働いている人を支援するために存在するのが保育園なのに、働いている人の事情をまったく考慮せず、自分たちの都合だけで運営しているところが多いんです。

 延長保育はせいぜい19時までで、それも内心快く思っていないので、そういう気持ちが子どもや保護者に対する態度となって露骨に表われるんです。まして休日保育をやっているところなんてほとんどありません。許せないですよ
じゃっかん言い過ぎ感はあるけれど、主旨はよくわかる。
現状では認証保育園に入れるだけマシで、園の条件と金銭的な問題を掛け合わせて、保護者がなんらかの負担を強いられている状況である。
これでは、キャリアを放棄してまで子供なんて産まない、と言われても致し方ないと思う。
少子化対策なんて、絵に描いた餅でしかない。

1/21/2013

週末は公園で

東京の雪、すごかったですね。
と、なんとなくすでに過ぎ去ってしまった天気の話題から。

おかげさまで、息子は今週、ほとんど外遊びができなかったらしい。
先生曰く、

一番近い公園でも途中の道がアイスバーンでつるっつるになっていて
公園に着いたら着いたで、雪解けでぐっちゃぐちゃになっていて
だもんだから、遊びに来る人も少ないらしく、雪かきもされておらず

お散歩に出かけても、ツルツル道を確認して帰ってくるという状態だったようだ。

福島出身の私のだんなさんは、
東京って坂が多いよな。
と、よく言っている。

言われないと気づかないんだけれど、確かにそうだ。
尾道よりはマシだと思うけれど。

私が小さい頃住んでいた代官山は、名前が示す通り「山」なので、そこら中坂だらけだったし、実家のある大田区は「○○坂」と名前のついた坂が山のようにある地域だし、今住んでいるところも、坂を下ってまた登ったところに保育園がある。
高校時代を過ごした苫小牧(北海道)なんて、そういえば、坂ってなかった。

何が言いたいかというと、アイスバーンの坂道は危険だということです。

体がなまってしまうので、週末はなるべく公園で過ごすことにした。
土曜日は近所の緑道沿いに点在している公園へ。
公園に着いたら、たまたま保育園の同じクラスの女の子(エリちゃん)とばったり遭遇した。
ハキハキした利発な女の子である。
タイタイがもじもじしていても、エリちゃんが積極的に手を引いて遊んでくれた。
二人でほぼ氷と化した元雪を川に投げ入れては、ゲラゲラ笑っていた。

こんな単純なことでも、一緒に遊ぶととっても楽しくなって、本当にいいよな。
保育園の友達と外で会った時の特別感がまた拍車をかけるようだ。
夕方になって冷えてきても、まだまだ元気に遊んでいた。
愛しのエリちゃんと手をつないでノリノリのタイタイ - 戦わない子育て

日曜日は井の頭公園へ。
最初は自然文化園に入って、ゾウのはなこの66歳のお祝いを、ちらりと見てきた。
1/20「はな子66歳のお祝い会」を開催します | 東京ズーネット | TokyoZooNet
ゾウの国、タイからも記者(?)が取材に来ていて、大盛況だった。
66歳を迎えたゾウのはなこと - 戦わない子育て
ゾウってなんていうか、年を取ってくると仙人みたいだ。
霞を食べて生きているわけじゃないんだろうけれど、霊力なんか発揮しそうである。
まあ、実際には何も考えていないのかもしれないけれど。
ただ、見世物として、老いたゾウはあまり見ていておもしろいものではなかったようで、タイタイはすぐに退散してしまった。
あとはミニ新幹線やら何やらに乗って、文化園を後にした。
そのあと、お昼ご飯を挟んで、文化園の方から吉祥寺駅方面に向かいながら、茂みに入って枝を拾っては
バイーン!
と、お父さんと戦っていた。
枝が楽しくて仕方ないみたいだ。

ゴーバスターズの最新回で、スタッグバスターがクワガタを探して
俺のクワガタなのか!
と言っていたのが、相当おもしろかったらしく、
枝を振り回しながら
おれのクワガター!
と叫んで、周りの人々を驚かせていた。
クワガタ?あの子何言っちゃっているの?
という目で見られていたが、本人はまったく気にする様子もなく、延々と
クワガター!
と叫びまくって、とにかく楽しそうだった。

でもさ、クワガタつかめないだろ。
お母さんは素手でつかめるぞ。ふふふ。

しかし、寒かった。
タイタイは寒くないんだろうか。
ぜんぜん寒くなーい!
と元気に答えていた。
やっぱり枝で遊ぶタイタイ - 戦わない子育て

1/19/2013

横浜市の待機児童が実際どうなっているか調査してみた

えーと、しつこく横浜市の待機児童解消の話。

横浜市に引っ越すとしたら、ということで、さらにいろいろ調査してみた。
今は本当に便利で、必要な情報はたいていWeb上に転がっている。

1. 横浜市はどこにある?

最初に、「横浜市」と一口に言ってもどこからどこまでが横浜市なんだ、ということで、地図。
横浜市 こども青少年局 マップで探す!親子の居場所 TOP
リンク先には電車の路線図が乗っていて、通勤を考えるときに参考になる。

東部(鶴見・神奈川・西・中・南) - 東急東横線、京浜急行、京浜東北線、東海道線
西部(保土ケ谷・旭・泉・瀬谷) - 相模鉄道
南部(港南・磯子・金沢・戸塚・栄) - 京浜急行、金沢シーサイドライン、市営地下鉄(ブルーライン)
北部(港北・緑・青葉・都筑) - 東急東横線、田園都市線、市営地下鉄(グリーンライン、ブルーライン)

2. 人口推移と分布

次に、人口統計を調査。
人口に関しては、どこの自治体もだいたい統計資料を惜しみなく出してくれているので、とても参考になる。
横浜市の人口 平成23年中の人口動態と平成24年1月1日現在の年齢別人口 インデックス
このページのリンクに、PDFの資料がついていて、こちらが大変参考になった。
第1部 人口動態(平成23年中)(429KB)
第2部 年齢別人口(平成24年1月1日現在)(247KB)

(1) 人口推移
人口増加には、転入・転出による「社会増加」と出生・死亡による「自然増加」の2種類あるらしい
。驚いたのだけれど、社会増加は減少傾向、自然増加も出生数が死亡数を上回ってはいるものの、増加数は減少傾向にあるようだ。
横浜市なんてたくさん人が引っ越してきそうなものだけれど、印象と違って減少傾向のようだ。
2)区別人口推移
これを区別にブレークダウンすると、同じ横浜市といっても北部と南部で格差があることがわかる。
より都心に近いほうが、やはり人気のようだ。



北部の濃い色の区以外は人口が減少している。
ちなみに、飛び石で濃くなっている西区は、「みなとみらい」がある。地価も高そうだけれど、やはり人気だ。
マンションもたくさん建っているしね。

次の散布図は、さらに見やすくておもしろい。



右上が自然増加、社会増加ともに増加している地域で、左下は逆にどちらも減少している地域である。
とくに、都筑区が突出しています。
都筑区というと、港北ニュータウンがある場所で、確かにファミリー向けの新築マンションが、雨後の筍のごとくにょきにょき建っている。もちろん、大型スーパーや百貨店の類もあって、便利であることは間違いない。
もちろん、住みたくなる。気持ちはすごくよくわかる。
先ほど出た西区の、社会増加率が顕著なのは、何となく理解できる。

3. 待機児童

で、最後に待機児童関連データ。
横浜市 こども青少年局 緊急保育対策課 横浜市の待機児童対策(平成24年5月現在)
ページの真ん中あたりに地域別の待機児童数の図がある。
それによると、人口増加データで元気だった都筑区は、たった3人。
ほとんど解消されている。
それに比べて、青葉・港北・鶴見はどこも20人以上。
これを見ただけなら、やっぱり住むなら都筑区か、と思う。

実際、保育所の現状を見てみる。
横浜市 こども青少年局 保育所一覧 都筑区
比較として、鶴見区も。
横浜市 こども青少年局 保育所一覧 鶴見区
横浜市のデータの素晴らしいところは、各保育所の「入所待ち人数」まで公開されていることである。
素晴らしい。
確かに都筑区の「入所待ち人数」は少ない。
(待機児童対策トップページの人数と数が合わないのは、元データの日付が違うからだと思われる。)
鶴見区には52人待ちなんてのもある。これをクレイジーと言わずして、何と言う。
共通して言えるのは、やはり0, 1歳児の待機児童数が突出している、ということだろう。
だから、うちみたいに4歳でも入れるかわからん、みたいな人は、横浜市に引っ越せば、まあほぼ確実に入れるだろうな。
だからと言って、横浜市に引っ越すかどうか、これは迷うところだ。
通勤だけを考えれば、私は鶴見区しか考えられないんだけれど、果たして住みやすいかどうかはちょっとわからない。

4. まとめ

このたび、何をもって横浜市が「来年度には待機児童はほぼゼロ」と言ったのか、今あるデータからではよくわからなかった。
0・1歳は相変わらず激戦である雰囲気が漂っていた。
とくに都心に近い北側は、ここには載せなかったけれど、3,40代人口も多く、そのため15歳以下人口も多かった。
このあたりに住むとなると、場所を考えないと、結局待機児童になる可能性もありそうだ。
ただ、保育園の数自体はたくさんあるし、HPも充実しているし、がんばっている感は伝わってきた。

でもまあ、大々的にニュースで流れたので、ひょっとすると、横浜市への転入が増えるかもしれない。
また新年度の入所状況を追ってみたいところではある。
(ここまでくると、ただの物好きみたいだ。)

1/15/2013

首都圏に雪がたくさん降った

今日は朝から台風一過のような青空が広がっております。
昨日までの雪が嘘のよう。
通勤途中、車窓から見える街が、雪でキラキラしていた。
店の前にお湯を撒いている人が見えたりして、いつもと違う風景が広がっていた。
「いつもと違う」ってなんだかワクワクしますね。

さて、昨日は朝起きたら冷たい雨がザーザー降っていて、部屋はなかなか暖まらないし、ちょっと憂鬱な気分になった。雨の祝日なんて、どうすごしたらいいんだか。
ところが、9時過ぎくらいからみぞれになって、あっという間にボタン雪になってしまった。
じゃんじゃん降りますよ、いっぱい積もっちゃいますよ、うはは
という、久々の首都圏での大仕事にやる気満々の降雪の声が聞こえてきそうだった。
案の定、あっという間に外は雪景色に。
家の前の道路が雪に埋まっていた -  戦わない子育て -
タイタイは雪に大喜びで、15分おきくらいに玄関に行って、ドアを開けて外の様子を見ていた。
家の前の道路(地元の人しか通らない細い道なので、もちろんだれの足跡もない)に出て行って、自分の足跡を確認している。足跡って楽しいですよね。
それから、雪玉を作って投げたり。
手袋がビショビショになり。
部屋に戻ってからも、何度も家の前の道を確認しに行って、
あしあと、きえてるー
と、歓声をあげていた。

これは、雪かき必要なレベルだね。
玄関前はあっという間に真っ白になって、ドアが開かなくなりそうだったし、門の前も雪が溜まってこれまた開かなくなりそうだった。
うーむ。
玄関の前で遭難しそうな勢い -  戦わない子育て -
お昼は出かけることもできない状態なので、ご飯を炊いておにぎりにして、タイタイはムシャムシャモリモリ食べていた。
たまたま家にシャケフレークと鶏そぼろと韓国ノリがあってよかった。

お昼寝なんか絶対しねーよ、と突っぱねられたので(もちろんそんな乱暴な言い方はしないけれど)、お昼の後は家族総出で雪かきをすることになった。
いや、外で遊ぼう、と出たら、雪が大変なことになっていて、結果的に雪かきする羽目になったのだ。
お隣の大家さんも大きなシャベルを出してきて、
いやー、大変なことになりましたね、ははは
という感じで、黙々と作業していた。
元気に雪かき中。なぜかよれよれの箒持参 -  戦わない子育て -
タイタイはことあるごとに私のところにやってきて、
じゃあ、それはタイタイがやってあげる!
タイタイならできるよ、かして!
それはタイタイが!
と、私の作業を邪魔先導してくれた。頼もしくなったものだ。

だんだん風雪激しくなってきたので、お父さんだけを残してタイタイと部屋に入った。
正味30分くらいだったけれど、ずいぶん汗をかいた。
たまーの雪でもこれだもの。雪国はさぞかし大変だろう。

実は、私は思春期を北海道で過ごしたのだけれど、太平洋側だったので、海風吹きすさぶ寒さには見舞われたけれど、雪で苦労したことはあまりない。
いや、もちろん雪は降ったけれど、汗して雪かき、という記憶があまりない。通学は大変だったけれど。

タイタイは案の定、びちゃびちゃになっていた。
あんなアンパンマンのピチピチカッパと、ふくらはぎサイズの長靴では、この積雪に耐えられるわけがない。
雪が長靴に入り込んで、靴の中から雪の塊が出てくるし、ズボンはぐちょぐちょだし、
まずい!しもやけになっちゃうよ!
と叫びながらのお着換えだった。
タイタイも一緒になって
たいへん~!
しもやけになっちゃう~
いそげいそげ~
と言っていたのだけれど、途中ではたと気づいたのか
しもやけってなあに?
と、聞いてきた。
調子のいいやつだ。知っているふりしやがって。

しかし、たまには「家でみんなで過ごす日」というのも悪くないですね。
意外と楽しく過ごすことができた。
タイタイは一日中ごきげんだった。
お父さんと戦いごっこもいっぱいできたし。

タイタイがよくいうフレーズがある。
みんなでごはん
みんなでおそと
みんなであそぶ
この「みんなで」が口癖なのだ。
いつからだろう。

どんなに仲のいいお友達がいたとしても、家族が一番みたいだ。
夜はいつも私とタイタイの二人だけ。
週末も、3人で出かけることはあまりない。
一人はどこかへお出かけしちゃうから。

親にも都合があって、いつも一緒にいられるわけではないのだけれど、「みんなで」が一番幸せなら、それは私たち親にとっても本当に幸せなことだ。

前日の井の頭公園。すごくいいお天気だった。 -  戦わない子育て -
雪景色ばかりだとパッとしないので、前日遊びに行った井の頭公園での写真。
13日は、暖かくて外遊び日和だった。
その夜の間にいったい何が起こったんだろうか。
それはそれとして、子供ってどうしてわざわざ面倒な道を通ろうとするんだろう。


1/12/2013

世田谷区も待機児童解消にがんばっているようだ

前回、横浜市が4月には待機児童がほぼ解消するらしい、という記事を読んで愕然とした話を書いた。

ここで愚痴っても仕方ないと思い、悩んだ挙句、区長にメールを出すことにした。
区長へのメール(区政へのご意見) - 世田谷区

Twitterを使っても良かったような気もしないでもないけれど、何か正式に意見したい場合は、やはり正式なルートを通した方が良いんじゃないかと思ったからだ。
メールの趣旨は、こんな感じ。
横浜市で待機児童がほぼ解消するらしい。
なぜ、横浜市にできて世田谷区にできないのか。
私の息子は4歳になるが、0歳から申し込みを続けていて、いまだ内定をもらえていない。
働いて子供を育てて税金を払うことが難しいなんてどうかしている。

これを、もっとオブラートに包んで書いてみた。
まあ、丁寧に書いたつもりだけれど、こうして読み返してみると、かなり挑戦的な内容だったかもしれない。

ところが、メールを出した後、区長がこんなツイートをしていたことに気付いた。

さらに、

保坂区長もニュースを見てすぐに動いていたようだ。
一方的に「情熱が欠けている」的なことを言って、申し訳なかったと思う。

保坂区長というのは結構不思議な人で、Twitterを見ている限り、言葉を丁寧に選んでいて、わりと好感が持てる。
おそらく、ジャーナリストとして文筆業(?)も長くやっていたからかもしれない。
私が以前お世話になった子育てひろばにも視察に訪れたりして、自分の足でしっかり見て歩くタイプの区長なんだろう。
でも、文章を読むまでは何となく、胡散臭い活動家くらいにしか思っていなかった。
これも、重ねて申し訳なかったと思う。

タイタイが今後認可保育園に入れるかどうかは別としても、将来的には期待が持てるような印象があった。

1/08/2013

横浜市の待機児童が4月にはほぼゼロになるらしい

横浜市で待機児童がほぼゼロになったらしい。
横浜市の待機児童 4月にほぼゼロに NHKニュース
一定期間で記事が削除されるので、部分抜粋すると
認可保育施設を増やしたり施設の空き情報を提供する相談員を各区に配置したりするなどの取り組みを進めた結果、去年10月の待機児童は302人にまで減少しました。
さらに、ことし4月には新たに67の施設が開設され、受け入れ枠が5110人分、増えることから横浜市は待機児童がほぼいなくなる見通しになったとしています。一方で、仕事を持つ母親の増加などに伴い、今後5年ほどは年に2000人のペースでさらに受け入れ枠を増やす必要があるということで、横浜市は、今後も施設の増設や保育士の確保などに力を入れることにしています。

これを読んだだけで、もう横浜に引越そうかと考えてしまう。
たぶん、実際行動されている方もいるんじゃないかと思う。

それだけ、切実なのです。待機児童問題は。

ジェンダー論で有名な元東大教授の上野千鶴子先生が、自身のブログでもこのニュースについて書かれていた。
待機児童減少率8割を達成した横浜市 ちづこのブログNo.38 | WAN:Women's Action Network

まあ、もちろん、これだけで横浜市が素晴らしい都市であるという裏付けにはならない。
私の住んでいる世田谷区の方が優れている部分だってたくさんあるに違いない。
ただ、待機児童問題に関しては、林文子市長が保坂展人区長より、情熱があったという他ならない。
保坂区長は、子育て問題にもかなり関心があるように見えるんだけれど。
何か圧力でもあるんだろうか。

待機児童問題は、調べれば調べるほど根深いことがわかる。
何十年も家電製品を追加していって、タコ足にタコ足をしたケーブル配線のように複雑で込み入っている。

この問題で、よく登場する鈴木亘教授の記事。
なぜ待機児童問題は解決できないのか:日経ビジネスオンライン
認可保育所の「ハードの質」を保つために、莫大な費用と補助金がかかり、限られた予算の中で、いわばそれにはじき出される形で、待機児童問題があるのである。認可保育所の利権保持は、苦しい財政状況の中では、待機児問題の解決を延々と先送りさせることになる。実は、以前の自公政権下においても、多様な経営主体の保育参入を促したり、幼稚園からの保育参入を促進したり、保育所の供給増を図る法改正が行なわれてきた。しかしながら、やはり、保育業界団体が猛反発し、それに繋がる族議員、厚生労働省によって、それらの措置は完全に骨抜きとなってきた歴史がある。

実際、現場で壁にぶち当たってきた、JPホールディングス社長の山口洋氏のインタビュー記事
保育、参入増やし質競え JPホールディングス社長 山口洋氏  :日本経済新聞
「政府は保育所への企業参入を認めているが、地方自治体が固有ルールで新規参入を阻んでいることが問題だ。我々は全国で85の保育所を運営しているが、多くの自治体が認可保育所への企業参入を認めていない」

最近、ふと考えることがある。
このまま、園庭のない小さな認証保育園に預けるより、仕事を辞めて広い幼稚園に入園させてしまおうかと。
もちろん、再就職のリスクはある。
子供から手が離れて、また働きたいと思った時、おそらく私は50手前である。
再就職するのは、手に職のない40過ぎた女性にはあまりにも過酷である。
たとえ、そのリスクを背負っても、やはり広いところに通わせたほうが、お互い幸せなんじゃないだろうかと思うのだ。
これは、自治体によって、遠まわしに肩たたきにあっているようなものだ。
働いて子供を育て、税金を払う。
こんな基本的なことが保証されないのだ。

一つ明るいデータがあるとすれば、今年度までの実績では、4月時点での4歳児以上の待機児童はほぼゼロであるということだけである。
保育所待機児童数の状況 - 世田谷区
拙ブログより、
幸運な人々 東京都世田谷区の待機児童数グラフ
だからと言って、4歳以上なら保育園が足りているとは言えないと思う。
4歳を超えると、いまさら新しい保育園に入れてもね、と無認可でそのまま卒園を決意する方もいるかもしれないし、とうとう挫折して仕事を辞めてしまった方もいるかもしれない。
多くの血が流されているんだろう。

もちろん、ただ絶望しながら来るか来ないかわからない入園内定のお知らせを待っているのは悔しい。
どうにか自治体を動かすムーブメントを起こすことはできないだろうか。

1/07/2013

帰省してたくさん遊んでもらった話

今回は、楽しかった帰省の話。

この年末年始は、嘔吐下痢にやられて散々だったわけだけれど、それでもタイタイはとても楽しかったようだ。

元旦
長大なローラー滑り台のある、無料の公園へ遊びに行った。

(↑とにかくすごい。)

食欲はなかったのだけれど、ものすごく元気だったのだ。
3時間くらい走り回っていた。
気温は低めだったけれど、太陽が出ていたし、風がなかったので暖かく感じた。

2日
昨日はしゃいだのがたたって、夕方までほぼ寝たきり状態だった。
本当は、この日はみんなでオモチャ屋さんに行こう!と本人も大張りきりだったのだけれど、この状態だったので、お父さんを使いに出した。
お父さんは、タイタイの欲しいものに関しては無頓着だったので、お使いとしてはいささか不安ではあったけれど、結局、
ゴーバスターズのものってもう全然なくってさー、
これが999円でセールしてたから買ってきた。
確かビートバスター好きって言ってたし。
と、及第点の買い物をしてきてくれた。
まあ、よし。

このおもちゃのおかげで、タイタイは活気を取り戻した。

3日
帰京日を変更したので、この日も一日従姉妹たちと遊びまわっていた。
この従姉妹たちに移るといけない、と思っていたのだけれど、義妹さん曰く
あー、うちも二人とも調子悪いよ
(その割にはモリモリ食べていたけれど)
だと。
やはり、大流行なのだ。
義妹さんのだんなさん(つまり、義弟さん)は、かなりウィットの利く方で、渾身の演技でタイタイと遊んでくれた。
やられ方が本当にうまい。

そういえば、義実家に、グアムのKマートで売られていた、発泡スチロールのナイスなサーベルがあった。
タイタイが持っている、黄色いのがそれ。
義父さんが、クリスマスに姪っ子たち(つまり、義父さんからすると孫たち)に付き合ってトイザらスへ行ったときに、「!(これはタイタイにいいかも。ふふふ。)」と買ってきたんだそうだ。
※ 義父さんは、女の子の遊びが好きではないので、姪っ子たちとほとんど遊ばないらしい。
しかも、
長すぎたから、切ったんだ
と、素晴らしい長さになっていた。
おお、義父さんは男子と遊ぶのが本当にうまい。

というわけで、タイタイはじぃじとおじさんに散々遊んでもらって、最後はしくしく泣きながらお別れしてきた。
年に数回しかない帰省だけれど、タイタイにとっては、いつでも行きたい場所の一つとなった。
私も毎日献立を考えなくていいし、配膳と片付けと洗いものだけしていればいいなんて、天国だった。
何しろ飲めない人がいないので、気兼ねせずに飲めるのがいい。
そして、タイタイをいろんな人が面倒みてくれるので、気も楽だった。

まあ、たまに帰るからいいだけなのかもしれないけれど。

おまけ。
3日に、Amazonでタイタイが欲しがっていたものを注文したら、翌4日には届いた。

これと

これ


興味無い方はどうでもいいと思うんだけれど(私だって別にそんなに興味ないんだけれど)、クリスマスにサンタさんからもらったゴーバスターエースと、ラビット、ゴリラを合体すると、ゴーバスターオーという、さらに大きなロボットに変身できるという優れもの。
バンダイの思うがままなわけだけれど、この辺は長年やってきているだけあって、マーケティングが非常に巧みだ。


えーと、これらは、じぃじとばぁばが「クリスマスとお年玉を合わせて」と多めにお金を下さったので、それで買わせていただきました。
加えて、クリスマスも終わり、もうすぐシリーズ放映も終了(2月まで)するからなのか、半額にセール販売していたので。

1/06/2013

年末年始に嘔吐下痢にやられた話

ノロウィルスの勢いがようやくピークを越えそうだ(まだ越えていなかったのか・・・)、という朗報を受けて冬休みに突入した。
IDWR過去10年との比較グラフ(週報) -感染性胃腸炎-
このグラフを見ると、2006年の方がピークの山が高い。恐ろしい。2006年に私はいったい何をしていたんだったか。

ところが、休みに入った金曜日(28日)の深夜(= 土曜日)、タイタイが頻繁に目覚めて泣く。
ねー、もうあさ?もうおきたいんだけど。
これは寝ぼけているだけだろうか?
と、胸騒ぎがしていたところの3時過ぎ、うええ、と戻した。
洗面器を常備していたので、8割は捉えられたが、あまりに突然だったので、2割ほどパジャマにこぼしてしまった。
タイタイは、中も外も気持ち悪くてずいぶん泣いていた。
おー、よしよし。
吐いたら少し気分がよくなったようで、着替えたらおとなしくなった。

頼みのだんなさんは、リビングでぐうぐう寝ていた。
彼はどこでも寝られるし、すぐに寝てしまう体質なのだ。
もう、面倒なので起こすのをやめた。
(ノロにやられてしまえ、と念だけは送ってみた。)

汚物を取り除き、すべてハイター攻めにしてやった。
手もごしごしと真剣に洗った。
12月初旬に私も胃腸炎にやられて、それこそ筆舌に尽くしがたい経験をしたのだ。
どの手順も怠ってはならない。
5時ごろ、ようやく就寝できた。徹夜覚悟だったので、これは幸いだった。

保育園での先生方の話を総合して、おそらくこれは2, 3日で終息する、とタカをくくっていたのだけれど、そんなにコトは簡単ではなかった。
31日には福島の義実家へ帰省することだけは確定していたのだけれど、それも危うい状況になっていた。
まず、食欲がない。
食べたい気持ちはあるみたいだったので、ちょっと口にするのだけれど、すぐに「ごちそうさま」。
ひどい時には戻してしまう。
戻しきるとすっきりして遊び始めるが、やはり食欲はない。
気分が良ければ水分は摂る。

そんな不安定な状態をへて、とうとう31日の朝にはわりと食欲が戻ってきた。
吐きもしないし、下痢どころか便すら出ない。機嫌もいい。
良かった。底は脱したようだ。
吐いたり下痢をしてウィルスをまき散らす危険がなければ、電車に乗せても大丈夫だろう。
夕方の新幹線だったので、じゅうぶん様子を見てから、結局帰省することにした。
おそらく終息に向かっている。
念のため、使い捨てのゴム手袋とビニール袋、消毒用のハイター希釈液を持参して帰省。

ほとんど食べていない割に、福島の義実家が大好きなので、タイタイのテンションはうなぎのぼり。
義実家到着まで、ほとんど問題なく過ごせた。良かった。本当に良かった。
やはり状態は良くなっているのだ。

ところが、その夜、うどんを3口食べたところで、またもや、うええ、と戻してしまった。
元旦の朝は元気に迎えられたけれど、やはり食欲は戻らない。
翌2日は、私にべったりくっついて離れず、終始ゴロゴロして布団に寝かせるといくらでも寝る。 下痢便(水様ではなかった)が2回出た。
うーむ。
あれは底ではなかった。
この時の方がひどい。

しかし、今回が本当の「底」だった。
一日中寝ていたら、その日の夜には復活し、おじさんや従姉妹に遊んでもらって、激しく動き回っていた。
納豆ごはんも1膳食べられた。
本当は3日に帰る予定だったが、今度こそ安全を取って一日延ばしたけれど、3日は完全復活、食欲はびっくりするくらい戻り、便も普通便だった。

そんな冬休みだった。
タイタイは痩せて顔がスッとしてしまった。
私は太ったけれど。
だんなさんも、まったく感染しなかったけれど。