1/29/2013

同僚ワーキングマザーの退職に寄せて

公園で遊ぶタイタイ - 戦わない育児
週末は土日どちらも天気がよかったので、公園で(老体に鞭打って)遊んできた。
40くらいで「老体」っていうのもどうかと思うけれど、一昔前の40なんておばあちゃんだもの。
だんなさんの中学校の同級生の中に、すでに孫のいる人がいるらしいし。

それはともかく、まだ弱冠30歳というピカピカのワーママ(2歳の息子さんがいらっしゃる)が、退職することになった。
彼女が新卒の時に仕事が絡んでいた関係で、その後、担当が代わっても仲良くしてもらっていたので、かなり残念な出来事だ。
聞くと、半年くらい前から転職を考えていたという。

最大の理由は
残業が多すぎて子供のお迎えに間に合わない
だそうだ。

確かに、仕事はむちゃむちゃ忙しい。
それでも彼女はかなりがんばっていらして、旦那さんと交代でお迎えにいくようにして、週の半分は遅くまで残業できる体制をとっていた。
それでも追いつかない。
今まで、Webサイトのコンテンツ編集者としてキャリアを積んできたのに、結局、「定時で帰れるお仕事」を選択して、転職先は学校法人の事務員だという。

その話を私のボス(40代男性)にしたら、
あー、そうだよね、女の人は大変だよね

えーとですね。
どうしてそういう発想になるんだろうか?
ボスは私より2つ年上くらいで、ほぼ同世代ということを考えると、この貧弱さは世代のせいではないだろう。
それとも、私の世代のマジョリティな考え方なんだろうか。

別に「女の人」が大変なわけじゃない。
彼女が個人的にそういう選択をしたのであって、それは「お母さんだから」ではない。
「お父さん」が転職したっていいのですよ。

私の就業先の会社は(私は派遣社員)、少なくとも人事部はダイバーシティ・マネジメントに力を入れていて、女性エンジニアや外国籍といった社会的マイノリティと呼ばれる人たちを積極採用したりしているし、ワーキングペアレンツコミュニティがあって定期的に情報交換をランチミーティングという形でとったりしている。
そういう意味では、割とリベラルな会社ではある。
(各グループやチームに浸透しているかどうかはともかく)

ちょっと話はずれるけれど、たとえばこの記事。
イクメン“大国”のフィンランド 大使館参事官が講演 / 西日本新聞
「フィンランド語に『イクメン』にあたる言葉はありません。父親が子育てや家事をするのは普通だからです」
そうですよね。
私もそう思う。
普通な状態じゃないから「イクメン」という言葉が生まれた。
でも、この言葉自体は悪いことではないと思う。
普通になってくれればいいわけだし。ひとつの気付きにもなりうる。

子供ができて、働き方が変わったり、考え方やモノの見方が変わることはもちろんある。
どのような選択をしたとしても、周りから何を言われたとしても、自分が「こうしたかったのだ」とはっきり自信を持って言える選択をしたい。

転職なさった先のワーママさんの今回の選択が、明るい未来をもたらしますように。


梅のつぼみがかなりふくらんでいた。
春ももうすぐ。
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4 コメント :

なっちゃんパパ さんのコメント...

ブログを拝見させて頂きました。
その男性は育児に携わっていますか?同世代でも奥様が専業主婦、共稼ぎ夫婦、祖父母が近くに住んでいるなどなど・・・状況が変われば考え方がそれぞれ違いますからね。私の会社では子育てをしない団塊世代上司や40歳過ぎの独身が大半を占めています。子育世代にはけして良い環境ではありません。理解出来ない上司に育児を訴えてもしょうがないのですが、私は日々訴え続けています。「継続は力なり!」(笑)たまこさんも大変でしょうが頑張って参りましょう。

たまこ さんのコメント...

うわー、なっちゃんパパさん、
いつもお世話になっております!(?)
※私もブログ拝読させていただいております!

さすが、目の付け所がいいですね。
うちのボスは学生結婚だったので、お子さんもすでに大学生と高校生だそうです。
ただまあ、大きな声では言えませんが、家庭を顧みずに働き続けた結果、今は離れて暮らしているそうで。
なので、子供の話をしてもまったくチンプンカンプンです。

「戦わない子育て」なので、私はそういう人はもう言葉の通じない人だと割り切ってスルーすることにしています^^
仕事上は働き者だし、指示もだいたいはっきりしているし、上司としてはそれほど問題ではないのですが、こういう話題になるとたまーに頭にくることがあります^^;

でも、なっちゃんパパさんは、(ずーっと聞いてみたかったんですが)朝早くから遅くまで、仕事もお子さんのお世話もがんばっていらして、なのに会社に行ったら「えーと」な人がたくさんいらっしゃるようだし、そりゃあ、頭にきますよね。
一度、その戦いっぷりや、育児の様子など、参考までにお伺いしたいなー、と思っていました。
気が向いたら、ぜひブログにしたためてくださいね。
(趣味のブログのようですから、そういう話題はダメかしら?)

コメントありがとうございました!

なっちゃんパパ さんのコメント...

私の趣味のブログ「なっちゃんパパの四方山話」を見て頂いて有り難う御座います。m(_ _)m

人それぞれ事情ってものがあるでしょうから、どうのこうのは言いたくありませんが、
父親を経験しているのなら聞く耳もてよ!と言いたくもなりますよね。

子育てって言っても、私の場合は好きで育児をしているので参考になりませんよ!(笑)

ストレスが無い?と言ったら嘘ですが、可愛い娘のタメ!と思って毎日奮闘しています。

私の場合はブログ=趣味、育児奮闘記=Facebookと分けています。
でもネタ切れになったら子育て奮闘記でも話題にしようかな?

Anonymous さんのコメント...

またまたこんにちわ、たまこさん。
tmtmです。
私の職場も業界の中では先陣を切ってWLBの推進を掲げていますが、現実はほど遠く。いつまでたっても女性の働く現場が「残業できる人」の独壇場になってしまっております。産み育てる女性も、同じようにキャリアを積めるように模索するのが私が職場に帰る役目かもしれないと、勝手に決意しました...!

そういえば、世田谷区の新年度の予算が発表されましたね!
保育園定員1300人増に12億円です。
これからどうなるでしょうか、期待をついつい過大に抱いてしまいます。

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