2/12/2014

世田谷区保育サービスの統計資料より、待機児童の指数割合など

認可保育園の入園可否のでる季節ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
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私は昨年のこの時期、のんびり何も考えていないオットに殺意をおぼえるほどの絶望の中にいた。
二次募集で何とか引っかかって、オットに伝えた時も、軽く「俺はいいと思う」とメールが返ってきて、とてもイライラしたのを覚えている。
今にして思えば、私がどれほどの苦しい中からこの入園承諾を獲得したかということに関するねぎらいがなかった上、当事者意識が薄く、一緒に祝う気分になれなかったからじゃないかと思う。
子育てにしても家事にしても、「協力するよ」という魔法の言葉による当事者意識のなさを覆すのは難しいようだ。

さてさて、私の個人的な怨念はともかく、世田谷区のホームページに、素晴らしい認可保育園関連統計資料が落ちていることを知ったので、記録しておきたい。
ああ、これを昨年知っていたら、あんなにがんばってグラフ作ったりしなくても良かったのにな…
保育サービスの統計資料

その中から、いくつかの興味深い資料を抜き出してみた。
資料>
04 待機児童数(国基準)の状況(PDF形式 138キロバイト)
05-01 実施指数の状況(国基準の待機児童)(PDF形式 186キロバイト)
05-02 実施指数の状況(4月入園児童)(PDF形式 145キロバイト)
グラフ>
待機児童数(国基準)の推移(各年4月1日現在)
まず、この資料は世田谷区の待機児童数の経年グラフである。
順調に増えております。
年齢別にみると、0, 1歳児だけで、毎年全体の7割くらいを占めている。恐ろしい。
逆に言えば、1歳以下で入れる児童は認可エリートである。
平成21年度と比べると、25年度は44%増。

待機児童数(国基準)の実施指数分布(各年4月1日現在)
ここからの資料がかなり興味深い。
黒の折れ線は待機児童数の経年変化で、100%積み上げグラフが待機児童数に対する実施指数の内訳である。
指数110以上の、おそらくフルタイム共働き+兄弟あり+育児休業中といった、指数の高い家庭はどの年度もだいたい全体の3%程度である。
指数109は20%前後で、一番多いのは指数75~99の35%弱だ。

4月入園児童数の実施指数分布
上記の上位指数が占める割合を踏まえて、こちらの実際に認可園に入園できた児童の指数分布を見ると、私は確かに土俵にも上がっていなかったことがわかった。
なんと、入園できた児童の85%が指数109以上なのである。
相談するとみんな口々に「指数は109以上マスト!」と言っている理由はここに裏付けられているのだ。
もちろん、待機児童となった実施指数でも109は20%前後あるので、この辺が当確ラインであることは間違いない。逆に、110以上あれば、ほぼ安心できると言える。

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この統計資料は私のようなデータ好きには垂涎ものなので、また時間のある時にもっと詳細に調べて私の見やすい形に変えてみたいなと思っている。
(いつになるかわからないけれど)